これまでの特集企画
「本の街・神保町」文芸映画特集Vol.15
川本三郎編 昭和映画紀行 観光バスの行かない町
※作品解説=川本三郎
※ニュープリント=今回の上映のために新たに作成したプリントです。
1. 幻の馬
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監督:島耕二
S30('55) 大映東京
カラー
スタンダード
1時間31分
脚本:長谷川公之、島耕二
撮影:高橋通夫
音楽:大森盛太郎、島耕二
美術:高橋康一
出演:若尾文子、北原義郎、岩垂幸彦、遊佐晃彦、見明凡太朗、柳永二郎
大映社長、永田雅一の持馬でダービーを制した名馬トキノミノルがモデル。青森県八戸のタイヘイ牧場でロケ。少年と馬が別れる駅は八戸線の種差【たねさし】駅。現在、東京競馬場にトキノミノルの像がある。
※16mmで上映
2. 思春の泉(再公開時に『草を刈る娘』に改題短縮)
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監督:中川信夫
原作:石坂洋次郎「草を刈る娘」
S28('53) 新東宝、俳優座
白黒
スタンダード
1時間28分
脚本:館岡謙之助
撮影:横山実
音楽:斎藤一郎
美術:北川勇
出演:左幸子、宇津井健、岸輝子、高橋豊子、東野英治郎、永井智雄
石坂洋次郎の短篇「草を刈る娘」の映画化。馬の飼料になる草を刈る農家の人々を描く牧歌的な青春映画。原作の舞台は津軽だが映画は岩手県田頭村【でんとうむら】(現在は八幡平【はちまんたい】市)。
※16mmで上映
3. こころの山脈
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監督:吉村公三郎
S41('66) 本宮方式映画製作の会
白黒
シネスコ
1時間45分
脚本:千葉茂樹
撮影:杉田安久利
音楽:池野成
美術:入野達弥
出演:山岡久乃、宇野重吉、吉行和子、奈良岡朋子、殿山泰司、佐々木すみ江
安達太良【あだたら】山の麓、福島県本宮町(現在は市)の小学校で働くことになった女の先生と子供たちの交流。家族向きの映画を作りたいという思いで町の人々が製作。町民参加映画。
4. 浮草日記
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監督:山本薩夫
原作:真山美保「市川馬五郎一座顛末記」
S30('55) 山本プロ、俳優座
白黒
スタンダード
1時間48分
脚本:八住利雄
撮影:前田実
音楽:大木正夫
美術:久保一雄
出演:津島恵子、菅原謙二、東野英治郎、小沢栄、松本克平、永田靖
悪徳興行師に騙された旅回りの一座が、解散を前に炭鉱町を訪れ、労働者のストに巻き込まれる。はじめは対立した両者の間に友情が。常磐炭鉱でロケ。無論、まだハワイアン・センターはない。
5. 地方記者
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監督:丸山誠治
原作:朝日新聞通信部
S37('62) 東宝
白黒
シネスコ
1時間30分
脚本:国弘威雄、関沢新一
撮影:玉井正夫
音楽:阿部皓哉
美術:浜上兵衛
出演:フランキー堺、白川由美、星由里子、夏木陽介、児玉清、土屋嘉男
大手新聞の地方通信部(支局より小さい)で働く記者が多難な取材を経て成長してゆく。福島県いわき市でロケ。四倉【よつくら】海岸、久之浜【ひさのはま】、勿来【なこそ】発電所などが登場。
6. ともしび
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監督:家城巳代治
S29('54) キヌタプロ
白黒
スタンダード
1時間37分
脚本:家城巳代治、神谷量平、寺田信義、井手俊郎
撮影:木塚誠一
音楽:芥川也寸志
美術:山崎正夫
出演:香川京子、内藤武敏、増田順二、加藤嘉、永井智雄、花沢徳衞
『山びこ学校』の姉妹篇の趣き。貧しい農村の中学生たちと先生の交流を描く。栃木県の部屋村(現・藤岡町)でロケ。渡良瀬流水池【わたらせりゅうすいち】に近い低湿地の風景が珍しい。
※16mmで上映
7. わかれ雲
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監督:五所平之助
S26('51) エイトプロ
白黒
スタンダード
1時間31分
脚本:館岡謙之助、田中澄江、五所平之助
撮影:三浦光雄
音楽:斎藤一郎
美術:久保一雄
出演:沢村契恵子、川崎弘子、沼田曜一、倉田マユミ、柳谷寛、三津田健
東京から甲州に遊びに来た女子大生が土地の人々の生活に心動かされてゆく。中央本線と小海線の分岐点、小淵沢駅とその周辺、八ケ岳山麓でロケ。
※16mmで上映
8. 越後つついし親不知
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監督:今井正
原作:水上勉
S39('64) 東映東京
白黒
シネスコ
1時間52分
脚本:八木保太郎
撮影:中尾駿一郎
音楽:池野成
美術:森幹男
出演:佐久間良子、三国連太郎、小沢昭一、東野英治郎、北林谷栄、田中春男
越後の寒村から伏見の酒倉に杜氏として働きに出る男。留守の間に妻が。水上勉文学らしく日本海が暗い。筒石、親不知は新潟県の日本海沿いの地名。「おくのほそ道」にも登場する難所。
9. 千曲川絶唱
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監督:豊田四郎
S42('67) 東京映画
白黒
シネスコ
1時間42分
脚本:松山善三
撮影:岡崎宏三
音楽:佐藤勝
美術:狩野健
出演:北大路欣也、星由里子、田中邦衛、いしだあゆみ、平幹二朗
白血病に冒されたトラックの運転手と看護師の純愛。富山、新潟、信州千曲川でロケ。星由里子が乗る信越本線の列車を北大路欣也のトラックが追う場面は出色(柿崎駅付近)。
10. 黒い画集 ある遭難
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監督:杉江敏男
原作:松本清張「遭難」
S36('61) 東京映画
白黒
シネスコ
1時間27分
脚本:石井輝男
撮影:黒田徳三
音楽:神津善行
美術:小野友滋
出演:香川京子、伊藤久哉、土屋嘉男、児玉清、和田孝
北アルプスの鹿島槍ケ岳に登った三人のパーティのうち一人が遭難死。弟の死に不審を抱いた香川京子がリーダーの伊藤久哉に疑問を持つ。鹿島槍でロケ。
11. ペン偽らず 暴力の街
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監督:山本薩夫
原作:朝日新聞浦和支局同人「ペン偽らず」
S25('50) 日本映画演劇労働組合
白黒
スタンダード
1時間51分
脚本:八木保太郎、山形雄策
撮影:植松永吉
音楽:斎藤一郎
美術:五所福之助
出演:池部良、原保美、三條美紀、岸旗江、三島雅夫、志村喬、宇野重吉
戦後の混乱期、ある地方都市で実際にあった事件。町を暴力で支配するボスに、新聞記者がペンでたちむかう。朝日新聞浦和支局がモデル。埼玉県本庄市でロケ。
※16mmで上映
12. 花のゆくえ
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監督:森永健次郎
原作:阿木翁助
S30('55) 日活
白黒
スタンダード
1時間39分
脚本:成沢昌茂
撮影:三村明
音楽:古賀政男
美術:坂口武玄
出演:津島恵子、新珠三千代、岡田英次、若原雅夫、伊藤雄之助
女学校時代の親友の、卒業後も続く友情。新珠三千代の日活入社第一作。後半の舞台は銚子。犬吠埼の燈台、銚子駅が登場。津島恵子と岡田英次のラブシーンは屏風ケ浦。
※16mmで上映
13. 鹿島灘の女
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監督:山村聡
S34('59) 東映東京
カラー
シネスコ
1時間34分
脚本:八木保太郎
撮影:荒牧正
音楽:斎藤一郎
美術:北川弘
出演:江原真二郎、春丘典子、八代万智子、山村聡、杉村春子、沢村貞子
茨城県鹿島灘の漁村の若い男女は毎年霞ケ浦周辺の農村へ稲刈りの出稼ぎに行く。鹿島灘、銚子、潮来【いたこ】などでロケ。水郷の風景が素晴しい。
※ニュープリント
14. 青ヶ島の子供たち 女教師の記録
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監督:中川信夫
原案:青木営治
S30('55) 新東宝
白黒
スタンダード
1時間35分
脚本:館岡謙之助
撮影:岡戸嘉外
音楽:服部正
美術:進藤誠吾
出演:左幸子、杉村春子、宇野重吉、池内淳子、香川京子、佐分利信
八丈島からさらに遠くにある青ヶ島(当時人口約400人)に赴任した先生、左幸子の奮闘記。さすがに青ヶ島ではなく八丈島でロケ。
※16mmで上映
15. ここに泉あり
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監督:今井正
S30('55) 中央映画
白黒
スタンダード
2時間30分
脚本:水木洋子
撮影:中尾駿一郎
音楽:団伊玖磨
美術:川島泰造
出演:岸恵子、岡田英次、小林桂樹、加東大介、三井弘次、山田耕筰
昭和20年11月に結成された群馬交響楽団の苦闘の歴史。高崎をはじめ県下でロケ。分校の子供たちが「赤とんぼ」を歌う名場面は御巣鷹山に近い上野村。
16. 涙
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監督:川頭義郎
S31('56) 松竹大船
白黒
スタンダード
1時間35分
脚本:楠田芳子
撮影:楠田浩之
音楽:木下忠司
美術:平高主計
出演:若尾文子、佐田啓二、石浜朗、田村高広、杉田弘子、東野英治郎、山本和子
木下惠介門下の川頭義郎の秀作。ハモニカ工場で働く美しい若尾文子の恋と結婚。木下惠介の故郷、浜松でロケされている。若尾文子が歩く砂丘は市最南端の中田島砂丘。
※16mmで上映
17. 白い魔魚
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監督:中村登
原作:舟橋聖一
S31('56) 松竹大船
カラー
スタンダード
1時間44分
脚本:松山善三
撮影:生方敏夫
音楽:黛敏郎
美術:熊谷正雄
出演:有馬稲子、石浜朗、高峰三枝子、上原謙、川喜多雄二、杉田弘子
東京の大学に通う女子大生、有馬稲子が大学生の恋人、石浜朗と金持の中年男、上原謙のあいだを揺れ動く。彼女の実家は岐阜の老舗紙問屋。長良川沿いにある。
18. 旅路
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監督:村山新治
原作:平岩弓枝
S42('67) 東映東京
カラー
シネスコ
1時間47分
脚本:田中澄江
撮影:飯村雅彦
音楽:小杉太一郎
美術:森幹男
出演:佐久間良子、仲代達矢、小山明子、木村功、宮園純子、吉行和子
平岩弓枝原作のNHK連続テレビ小説の映画化。鉄道員もの。三重県尾鷲【おわせ】で出会った仲代達矢と佐久間良子が結ばれ、北海道・函館本線の塩谷駅(小樽と余市の間)へと向かってゆく。
19. 湖 の琴
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監督:田坂具隆
原作:水上勉
S41('66) 東映京都
カラー
シネスコ
2時間10分
脚本:鈴木尚之
撮影:飯村雅彦
音楽:佐藤勝
美術:鈴木孝俊
出演:佐久間良子、中村賀津雄、中村鴈治郎、木暮実千代、山岡久乃、千秋実
『五番町夕霧楼』に続く水上、田坂、佐久間の悲恋もの。「湖」は琵琶湖の奥の小さな余呉湖【よごこ】。湖の水をくぐらせ三味線や琴の糸を作る。糸くり娘たちの涙の湖でもある。
20. 月は上りぬ
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監督:田中絹代
S30('55) 日活
白黒
スタンダード
1時間42分
脚本:斎藤良輔、小津安二郎
撮影:峰重義
音楽:斎藤高順
美術:木村威夫
出演:笠智衆、北原三枝、安井昌二、杉葉子、三島耕、田中絹代
奈良に住む美しい三人姉妹の物語。法隆寺、若草山、二月堂などの名所もさることながら地元の人が利用する鶴福商店街が。謡の場面は東大寺の塔頭のひとつ龍松院。
※16mmで上映
21. 初恋物語
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監督:丸山誠治
原作:源氏鶏太
S32('57) 東宝
白黒
スタンダード
1時間8分
脚本:井手俊郎、浅川清道
撮影:鈴木斌
音楽:団伊玖磨
美術:浜上兵衛
出演:山村聡、新珠三千代、夏川静江、大塚国夫、田中春男、左卜全
東京で会社勤めする男が故郷に戻り、少年時代慕った元芸者と再会する。舞台は岡山県児島郡灘崎町(現在、岡山市南区)。町並みと浜辺が美しい。列車は宇野線。
22. 大阪の宿
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監督:五所平之助
原作:水上滝太郎
S29('54) エイトプロ
白黒
スタンダード
2時間2分
脚本:八住利雄、五所平之助
監修:久保田万太郎
撮影:小原譲治
音楽:芥川也寸志
美術:松山崇
出演:佐野周二、乙羽信子、川崎弘子、水戸光子、左幸子、安西郷子
東京本社から大阪支社に左遷された独身会社員の物語。原作は大正末だが映画は製作当時に。堂島川、土佐堀川など「水の都」といわれた大阪がとらえられている。
※16mmで上映
23. 何故彼女等はそうなったか
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監督:清水宏
原作:竹田敏彦
S31('56) 新東宝
白黒
スタンダード
1時間21分
脚本:清水宏
撮影:鈴木博
音楽:斎藤一郎
美術:鳥居塚誠一
出演:香川京子、池内淳子、三ツ矢歌子、高橋豊子、井波静子、三重明子
香川県丸亀市に原作者が設立した、非行少女の更生施設を舞台に、少女たちの悲しみを描く。地方ロケが好きだった監督らしく丸亀で撮影されている。
※16mmで上映
24. 大番
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監督:千葉泰樹
原作:獅子文六
S32('57) 東宝
白黒
スタンダード
1時間58分
脚本:笠原良三
撮影:完倉泰一
音楽:佐藤勝
美術:中古智
出演:加東大介、淡島千景、原節子、仲代達矢、河津清三郎、東野英治郎
御存知、牛【ぎゅう】ちゃんが東京に出て株屋として活躍してゆく一代記。牛ちゃんは愛媛県宇和島の貧しい農家に生まれた。山の上まで耕された宇和島の農村風景が目を惹く。
25. 南の風と波
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監督:橋本忍
S36('61) 東宝
白黒
シネスコ
1時間30分
脚本:橋本忍、中島丈博
撮影:中井朝一
音楽:池野成
美術:村木与四郎
出演:新珠三千代、星由里子、夏木陽介、西村晃、賀原夏子、藤原釜足
四国の漁師町と大阪を結ぶ貨物船が強い風で遭難。残された遺族たちが苦難を乗り越えて生きてゆく。舞台は明示されていないが高知県の足摺岬近く。ただロケは、南房総でされている。
26. 南国土佐を後にして
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監督:斎藤武市
原作:川内康範
S34('59) 日活
カラー
シネスコ
1時間18分
脚本:川内康範、斎藤武市
撮影:高村倉太郎
音楽:小杉太一郎
美術:佐谷晃能
出演:小林旭、浅丘ルリ子、ペギー葉山、中原早苗、二本柳寛、南田洋子
大ヒット曲から生まれたアクション映画。刑務所帰りの賭博の天才が、高知に帰り恋人に手を出すやくざと戦う。ペギー葉山が特別出演。映画もヒット。
27. 海流
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監督:堀内真直
原作:新田次郎
S34('59) 松竹大船
カラー
シネスコ
1時間35分
脚本:沢村勉、高橋治
撮影:小原治夫
音楽:木下忠司
美術:熊谷正雄
出演:大木実、岡田茉莉子、杉田弘子、南原伸二、渡辺文雄、北条喜久
台風で沈んだ貨物船の通信長、大木実が沖縄に漂着し、麻薬の密輸に巻き込まれる。作品的にはいまひとつだが、戦後初の沖縄ロケ作品として貴重。
28. 旅愁の都
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監督:鈴木英夫
S37('62) 宝塚映画
カラー
シネスコ
1時間33分
脚本:井手俊郎
撮影:逢沢譲
音楽:池野成
美術:加藤雅俊
出演:宝田明、星由里子、浜美枝、乙羽信子、志村喬、淡路恵子
大阪で働く建築家の宝田明が料亭の設計を頼まれ沖縄へ。そこで過去のある星由里子と愛し合う。ひめゆりの塔、守礼之門、それに沖縄で作られているオリオン・ビールが登場。
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