2018年6月9日(土)〜7月6日(金)
1960年前後にピークを迎えた日本映画の黄金期。
64年の東京オリンピックを機にテレビが大躍進を遂げると、
映画産業は急速に衰退していきました。
70年代に入り、映画界は大きな転換期を迎え、
事実上の五社協定の終焉や、独立プロの活躍、
「日活ロマンポルノ」の誕生など、
従来の映画会社による単独製作だけではなく、
新たな形態を模索した映画作りが行われるようになり、
活動屋たちの新たな挑戦が始まりました。
今回は、そんな日本映画激動の時代に生まれた、
野心的な名作の数々をご紹介します。
『赤頭巾ちゃん気をつけて』 昭和45年 カラー 監督:森谷司郎 出演:岡田裕介、森和代、森秋子、中尾彬、結城美栄子
『銭ゲバ』 昭和45年 カラー 監督:和田嘉訓 出演:唐十郎、加藤武、緑魔子、横山リエ、稲野和子
『あらかじめ失われた恋人たちよ』 昭和46年 白黒 監督:清水邦夫、田原総一朗 出演:石橋蓮司、桃井かおり、加納典明、緑魔子、蜷川幸雄
『旅の重さ』 昭和47年 カラー 監督:斎藤耕一 出演:高橋洋子、岸田今日子、高橋悦史、横山リエ、砂塚秀夫
『鉄砲玉の美学』 昭和48年 カラー 監督:中島貞夫 出演:渡瀬恒彦、杉本美樹、森みつる、碧川ジュン、小池朝雄
『赤い鳥逃げた?』 昭和48年 カラー 監督:藤田敏八 出演:原田芳雄、桃井かおり、大門正明、白川和子
『竜馬暗殺』 昭和49年 白黒 監督:黒木和雄 出演:原田芳雄、石橋蓮司、中川梨絵、松田優作、桃井かおり
『街の灯』 昭和49年 カラー 監督:森崎東 出演:堺正章、栗田ひろみ、笠智衆、森繁久彌、財津一郎
『アフリカの光』 昭和50年 カラー 監督:神代辰巳 出演:萩原健一、田中邦衛、桃井かおり、高橋洋子、藤竜也、絵沢萠子
『県警対組織暴力』 昭和50年 カラー 監督:深作欣二 出演:菅原文太、松方弘樹、梅宮辰夫、山城新伍、池玲子
『サチコの幸』 昭和51年 カラー 監督:武田一成 出演:三浦リカ、寺尾聡、泉じゅん、永島暎子、悠木千帆(樹木希林) *デジタル上映
『青春の殺人者』 昭和51年 カラー 監督:長谷川和彦 出演:水谷豊、原田美枝子、内田良平、市原悦子、江藤潤
『(秘)色情めす市場』 昭和49年 カラー 監督:田中登 出演:芹明香、絵沢萠子、宮下順子、花柳幻舟、萩原朔美 *成人指定映画
『大地の子守歌』 昭和51年 カラー 監督:増村保造 出演:原田美枝子、佐藤佑介、賀原夏子、岡田英次、梶芽衣子、田中絹代
『ボクサー』 昭和52年 カラー 監督:寺山修司 出演:菅原文太、清水健太郎、春川ますみ、伊佐山ひろ子、小沢昭一、唐十郎
『黒木太郎の愛と冒険』 昭和52年 白黒 監督:森崎東 出演:田中邦衛、財津一郎、倍賞美津子、伴淳三郎、清川虹子、緑魔子、三國連太郎
『太陽を盗んだ男』 昭和54年 カラー 監督:長谷川和彦 出演:沢田研二、菅原文太、池上季実子、佐藤慶、伊藤雄之助