女流作家×女優―妖艶なる女たちの映画
2011年8月27日(土)〜9月30日(金)
日本文学は古来より女性抜きでは語ることはできません。今回は映画化された女流文学作品を、平安時代の紫式部をトップ・バッターに、19世紀生まれの樋口一葉、野上彌生子から、戦後生まれの太田治子まで、18人の作家の中から選んだ33本を上映します。女流作家が奏でた文芸映画の数々をお楽しみください。
『源氏物語』 監督:吉村公三郎 原作:紫式部 昭和26年 白黒 *16mmで上映
『樋口一葉』 監督:並木鏡太郎 昭和14年 白黒
『にごりえ』 監督:今井正 原作:樋口一葉 昭和28年 白黒
『綴方教室』 監督:山本嘉次郎 原作:豊田正子 昭和13年 白黒
『花つみ日記』 監督:石田民三 原作:吉屋信子 昭和14年 白黒
『婉という女』 監督:今井正 原作:大原富枝 昭和46年 カラー
『二十一歳の父』 監督:中村登 原作:曽野綾子 昭和39年 カラー
『二十四の瞳』 監督:木下恵介 原作:壷井栄 昭和29年 白黒
『月夜の傘』 監督:久松静児 原作:壷井栄 昭和30年 白黒 *16mmで上映
『明日ある限り』 監督:豊田四郎 原作:壷井栄 昭和37年 白黒
『早乙女家の娘たち』 監督:久松静児 原作:壷井栄 昭和37年 白黒
『美しい庵主さん』 監督:西河克己 原作:有吉佐和子 昭和33年 白黒
『閉店時間』 監督:井上梅次 原作:有吉佐和子 昭和37年 カラー
『不信のとき』 監督:今井正 原作:有吉佐和子 昭和43年 カラー
『流れる』 監督:成瀬巳喜男 原作:幸田文 昭和31年 白黒
『おとうと』 監督:市川崑 原作:幸田文 昭和35年 カラー
『利休』 監督:勅使河原宏 原作:野上弥生子 平成元年 カラー
『愛情の系譜』 監督: 五所平之助 原作:円地文子 昭和36年 カラー
『女舞』 監督:大庭秀雄 原作:円地文子 昭和36年 カラー
『泣蟲小僧』 監督:豊田四郎 原作:林芙美子 昭和13年 白黒
『めし』 監督:成瀬巳喜男 原作:林芙美子 昭和26年 白黒
『稲妻』 監督:成瀬巳喜男 原作:林芙美子 昭和27年 白黒 *16mmで上映
『妻』 監督:成瀬巳喜男 原作:林芙美子 昭和28年 白黒
『浮雲』 監督:成瀬巳喜男 原作:林芙美子 昭和30年 白黒
『放浪記』 監督:成瀬巳喜男 原作:林芙美子 昭和37年 白黒
『挽歌』 監督:五所平之助 原作:原田康子 昭和32年 白黒 *16mmで上映
『女中ッ子』 監督:田坂具隆 原作:由起しげ子 昭和30年 白黒 *16mmで上映
『赤坂の姉妹より 夜の肌』 監督:川島雄三 原作:由起しげ子 昭和35年 カラー
『赤線地帯』 監督:溝口健二 原作:芝木好子 昭和31年 白黒
『女系家族』 監督:三隅研次 原作:山崎豊子 昭和38年 カラー
『斜陽のおもかげ』 監督:斎藤光正 原作:太田治子 昭和42年 カラー