※ニュープリント=今回の上映のために新たに作成したプリントです。
S20('45)/東宝/白黒/スタンダード/1時間24分
■監督:斎藤寅次郎■脚本:山下与志一■撮影:友成達雄■音楽:鈴木静一■美術:北辰雄■特殊技術:圓谷英一(円谷英二)■出演:古川緑波、横山エンタツ、花菱アチャコ、石田一松、柳家権太楼、高勢実乗
ロッパ、エンタツ・アチャコ、石田一松、柳家権太楼ら五人男が繰り広げる珍騒動。焼け跡が残る東京の生々しい映像や、円谷英二のミニチュア特撮など、見所満点!戦後初のお正月映画。
*デジタル上映
2010年
5月15日(土)11:00
5月17日(月)14:15
5月18日(火)16:30
5月19日(水)18:45
S37('62)/宝塚映画/カラー/シネスコ/1時間24分
■監督:青柳信雄■原作:菊田一夫・東京宝塚劇場「雲の上団五郎一座」より■脚本:長瀬喜伴、新井一■撮影:鈴木斌■音楽:松井八郎■美術:北猛夫■出演:フランキー堺、三木のり平、八波むと志、水谷良重、高島忠夫、榎本健一、由利徹
エノケンとフランキーがタッグを組んで、どさ回り一座を再生させんと奮闘努力。のり平、由利徹、八波むと志による、歌舞伎パロディ「源冶店(げんやだな)」は、アチャラカ史に残る奇跡の名場面だ。
2010年
5月15日(土)13:15
5月17日(月)12:00
5月19日(水)16:30
5月20日(木)18:45
S32('57)/宝塚映画/カラー/スタンダード/1時間38分
■監督:佐伯幸三■原作:菊田一夫・東宝ミュージカルス「極楽島物語」より■脚本:長瀬喜伴、新井一■撮影:岡崎宏三■音楽:古関裕而■美術:安倍輝明■特殊技術:=円谷英二■出演:宝田明、河津清三郎、佐原健二、榎本健一、三木のり平、有島一郎、益田キートン、森繁久彌
伝説の舞台「東宝ミュージカルス」の映画化。終戦前夜、南太平洋の極楽島に漂着したのり平・有島一郎の部隊が体験するユートピア。レビュー、アチャラカ、なんでもありのエンタテインメント!
2010年
5月16日(日)15:30
5月18日(火)18:45
5月20日(木)14:15
5月21日(金)12:00
S47('72)/渡辺プロ/カラー/シネスコ/1時間36分
■監督:坪島孝■原作:加藤延之『泥棒村潜入記』■脚本:田波靖男、中西隆三■撮影:岡崎宏三■音楽:佐藤勝■美術:竹中和雄■出演:植木等、谷啓、三木のり平、伴淳三郎、藤田まこと、ミヤコ蝶々、太地喜和子
東宝クレージー映画30本目にして最終作。渥美清の『白昼堂々』同様、九州の「泥棒村」をテーマに、クレージー・キャッツが繰り広げる珍騒動。DVDでもCSでも観られない、ファン待望の貴重な作品。
2010年
5月15日(土)17:45
5月16日(日)11:00
5月17日(月)16:30
5月19日(水)14:15
S37('62)/宝塚映画/カラー/シネスコ/1時間37分
■監督:松林宗恵■原作:熊王徳平『甲州商人』■脚本:菊島隆三■撮影:鈴木斌■音楽:團伊玖磨■美術:加藤雅俊■出演:森繁久彌、フランキー堺、加東大介、伴淳三郎、団令子、浜美枝、池内淳子、高島忠夫
加東大介、フランキー、森繁、そして伴淳の「社長」「駅前」連合チームの“詐欺師映画”の快作。四国を舞台に、甲州からやってきた行商人たちが、あの手この手の自慢の腕で一儲けを目論む。
2010年
5月16日(日)13:15
5月18日(火)12:00
5月20日(木)16:30
5月21日(金)18:45
S37('62)/松竹大船/カラー/シネスコ/1時間26分
■監督:番匠義彰■原案:青島幸男、赤坂四郎■脚本:富田義朗、芹沢俊郎、菅野昭彦■撮影:生方敏夫■音楽:牧野由多可、宮川泰■美術:逆井清一郎■出演:ハナ肇、倍賞千恵子、植木等、谷啓、高千穂ひづる、伴淳三郎、三木のり平
松竹喜劇のモダニスト、番匠義彰の「花嫁」シリーズとクレージーの幸福な組み合わせ。ハナ肇の浪花節、植木等のドライ、谷啓のホンワカした味わい。渡辺プロ総出演の人情コメディ。
2010年
5月15日(土)15:30
5月17日(月)18:45
5月19日(水)12:00
5月21日(金)14:15
S31('56)/東宝/白黒/スタンダード/53分
■監督:小田基義■原作:日本劇場《東京喜劇まつり》第二回公演より■脚本:白坂依志夫■撮影:栗林実■音楽:若山浩一■美術:伊藤寿一■出演:榎本健一、柳家金語楼、古川緑波、トニー谷、三木のり平、中村是好、如月寛多
エノケンの「メリーさん、メリーさん」で知られる、伝説のアチャラカ劇「最後の伝令」(菊谷栄作)が観られるのはこの映画だけ! 金語楼・ロッパ・トニー谷・三木のり平ら、日本の喜劇人たちが勢揃い。
2010年
5月16日(日)17:45
5月18日(火)14:15
5月20日(木)12:00
5月21日(金)16:30
S41('66)/東京映画/カラー/シネスコ/1時間34分
■監督:佐伯幸三■脚本:長瀬喜伴■撮影:黒田徳三■音楽:松井八郎■美術:小野友滋■出演:森繁久彌、フランキー堺、伴淳三郎、三木のり平、池内淳子、大空真弓、淡路恵子、山茶花究
漫画ブームの昭和40年代、空前の「オバケのQ太郎」「おそ松くん」人気のさなかに作られた「駅前」シリーズ第15作。アニメの伴淳とオバQの共演場面は必見!なんとイヤミ役は山茶花究。
2010年
5月22日(土)11:00
5月23日(日)13:15
5月24日(月)16:30
5月25日(火)18:45
S42('67)/松竹大船/カラー/シネスコ/1時間29分
■監督・脚本:山田洋次■原作:三木洋(小林信彦)『消えた動機』■撮影:高羽哲夫■音楽:山本直純■美術:重田重盛■出演:坂本九、倍賞千恵子、竹脇無我、谷幹一、ジェリー藤尾、佐山俊二、渡辺篤
小林信彦の『消えた動機』を原作に、山田洋次のアチャラカ感覚、坂本九のコメディアンとしての資質が活かされたスラップスティック喜劇。佐山俊二扮するトボケた味の間抜けな殺し屋が秀逸。
2010年
5月23日(日)15:30
5月25日(火)14:15
5月26日(水)18:45
5月28日(金)12:00
S34('59)/新東宝/白黒/シネスコ/1時間5分
■監督:近江俊郎■原案:本木荘二郎■脚本:金田光夫、松井稔■撮影:杉本正二郎■音楽:鴎啓■美術:朝生治男■出演:由利徹、池内淳子、南利明、高島忠夫、花岡菊子、大空真弓、久保菜穂子、並木一路
新東宝アチャラカ喜劇のエース・近江俊郎監督と、“カックン”で一世を風靡した由利徹(二役)による、脱力喜劇の決定版。クライマックスは新東宝撮影所を舞台にしてスター入り乱れての大騒動
*デジタル上映
2010年
5月22日(土)13:15
5月24日(月)12:00
5月26日(水)16:30
5月28日(金)18:45
S28('53)/新東宝/白黒/スタンダード/1時間24分
■監督:斎藤寅次郎■原作:サトウハチロー■脚本:八住利雄■撮影:友成達雄■音楽:服部正■美術:加藤雅俊■出演:伴淳三郎、花菱アチャコ、トニー谷、古川緑波、柳家金語楼、清川虹子、堺駿二
伴淳の代名詞にして、赤塚漫画のギャグとしても知られる“アジャパー”をフィーチャーした、典型的な斎藤寅次郎喜劇。アチャコ、堺駿二、トニー谷らによる昭和20年代の“笑い”の記録。
*デジタル上映
2010年
5月22日(土)15:30
5月24日(月)14:15
5月25日(火)12:00
5月27日(木)18:45
S25('50)/佐藤プロダクション=新東宝/白黒/スタンダード/1時間15分
■監督:並木鏡太郎■原作構成:稲垣浩■脚本:三村伸太郎■撮影:平野好美■音楽:服部正■美術:梶由造■出演:森繁久彌、轟夕起子、花菱アチャコ、香川京子、江川宇礼雄、清川虹子
当時ラジオで人気急上昇、和製ボブ・ホープと呼ばれた森繁主演第一作。本家『腰抜け2丁拳銃』にあやかっての“二刀流”という感覚こそ、アチャラカの真髄!森繁の軽快さが堪能できる伝説の作品。
*デジタル上映
2010年
5月22日(土)17:45
5月25日(火)16:30
5月26日(水)12:00
5月27日(木)14:15
S50('75)/松竹大船/カラー/シネスコ/1時間35分
■監督:瀬川昌治■脚本:加瀬高之、瀬川昌治■撮影:丸山恵司■音楽:いずみたく■美術:重田重盛■出演:ザ・ドリフターズ(いかりや長介、加藤茶、仲本工事、高木ブー、志村けん)、榊原るみ、キャンディーズ、金子信雄、ミヤコ蝶々
変身ブームを反映させたドリフ映画最終作。劇中活躍するヒーロー「ゴリレンジャー」はなんと石ノ森章太郎デザイン。挿入歌は「ドリフの英語塾」。初々しい志村けんや、キャンディーズも登場。
2010年
5月23日(日)11:00
5月24日(月)18:45
5月27日(木)16:30
5月28日(金)14:15
S53('78)/松竹大船/カラー/シネスコ/1時間33分
■監督:瀬川昌治■原作:井上ひさし■脚本:田坂啓、瀬川昌治■撮影:丸山恵司■音楽:いずみたく■美術:森田郷平■出演:愛川欽也、タモリ、秋野太作、佐藤オリエ、東てる美、あき竹城、赤塚不二夫
数々の喜劇人を輩出した浅草のストリップ小屋を舞台に、タモリと愛川欽也扮するコメディチームの哀感を、喜劇一筋の瀬川昌治監督が描く。原作は舞台となったフランス座出身の井上ひさし。
2010年
5月23日(日)17:45
5月26日(水)14:15
5月27日(木)12:00
5月28日(金)16:30
S43('68)/松竹大船/カラー/シネスコ/1時間29分
■監督:渡辺祐介■脚本:森崎東■撮影:荒野諒一■音楽:八木正生■美術:重田重盛■出演:なべおさみ、犬塚弘、緑魔子、西村晃、真理アンヌ、有島一郎、渥美清
森崎東脚本×渡辺祐介監督による、パワー全開の“アンチ人情喜劇”。アジアからの密航者・犬塚弘と、なべおさみのフーテン族が自分たちのユートピア建国を夢見てゲリラ作戦を展開する。
2010年
5月29日(土)17:45
6月1日(火)16:30
6月3日(木)12:00
6月4日(金)14:15
S48('73)/松竹大船/カラー/シネスコ/1時間33分
■監督:瀬川昌治■脚本:田坂啓、瀬川昌治■撮影:川又昂■音楽:青山八郎■美術:佐藤公信■出演:フランキー堺、太地喜和子、藤岡琢也、春川ますみ、石橋蓮司、左とん平、笠智衆
当時のキャッチは“セックス喜劇”! 風俗取締刑事のフランキー堺と、ストリッパー・太地喜和子がおりなす、男と女の悲喜こもごも。まるでビリー・ワイルダー作品のような味わいの佳作。
2010年
5月29日(土)15:30
5月31日(月)18:45
6月2日(水)12:00
6月3日(木)14:15
S39('64)/松竹大船/カラー/シネスコ/1時間27分
■監督:山田洋次■原作:藤原審爾『庭にひともと白木蓮』■脚本:加藤泰、山田洋次■撮影:高羽哲夫■音楽:山本直純■美術:佐藤公信■出演:ハナ肇、桑野みゆき、花沢徳衛、犬塚弘、桜井センリ、安田伸、渥美清、藤山寛美
心優しき粗野な男・安五郎(ハナ)のパワフルな行状の数々。脚本・加藤泰、演出・山田洋次による「馬鹿シリーズ」の第一作にして、「寅さん」の原点! ノンクレジットの植木等にも注目!
2010年
5月29日(土)13:15
5月31日(月)12:00
6月2日(水)16:30
6月4日(金)18:45
S36('61)/東京映画/カラー/シネスコ/1時間31分
■監督:川島雄三■原作:八住利雄■脚本:柳沢類寿■撮影:岡崎宏三■音楽:松井八郎■美術:小島基司■出演:森繁久彌、フランキー堺、淡島千景、団令子、田浦正巳、桂小金治、藤間紫
森繁・フランキー・淡島千景によるカラフルかつ、オフビートな人情喜劇。ブラジル帰りの森の石松の末裔が、ヤクザの世界をかき回す。ハイセンス、ハイテンポ! 鬼才・川島雄三による狂騒曲!
*ニュープリント
2010年
5月29日(土)11:00
5月30日(日)17:45
6月2日(水)14:15
6月3日(木)16:30
S45('70)/松竹大船/カラー/シネスコ/1時間27分
■監督:前田陽一■原作:塩月弥栄子■脚本:宮川一郎、前田陽一■撮影:荒野諒一■音楽:木下忠司■美術:芳野尹孝■出演:三木のり平、倍賞美津子、由利徹、ケーシー高峰、森光子、ちあきなおみ、古今亭志ん朝
同名ベストセラーを原作にした元祖ハウツー映画。三木のり平が、冠婚葬祭で名人芸を発揮する定年目前のショボクレ・サラリーマンを好演。若き日の古今亭志ん朝、ちあきなおみが出演している。
2010年
5月30日(日)11:00
5月31日(月)16:30
6月1日(火)14:15
6月3日(木)18:45
S45('70)/松竹大船/カラー/シネスコ/1時間27分
■監督:森崎東■脚本:森崎東、熊谷勲、梶浦政男■撮影:吉川憲一■音楽:山本直純■美術:芳野尹孝■出演:渥美清、倍賞美津子、寺尾聰、佐藤蛾次郎、浜村純、花沢徳衛、財津一郎、左とん平
アフリカ帰りのマグロ漁船の船員・渥美と、生真面目な弟・寺尾聡、そして倍賞美津子がおりなすパワフルな重喜劇。日常の破壊が悲劇ならば、常識の破壊が喜劇。その共存が森崎東の真骨頂。
2010年
5月30日(日)13:15
6月1日(火)12:00
6月2日(水)18:45
6月4日(金)16:30
S39('64)/東宝/カラー/シネスコ/1時間25分
■監督:古沢憲吾■脚本:笠原良三■撮影:西垣六郎■音楽:宮川泰、萩原哲昌■美術:小川一男■出演:谷啓、藤田まこと、司葉子、新珠三千代、園まり、浜美枝、由利徹
「てなもんや三度笠」の藤田まことの関西風味と、クレージーの谷啓の東京風味を活かしたライバル喜劇。犬猿の仲の二人のぶつかり合いが、次第にエスカレートしていく様が見もの。
2010年
5月30日(日)15:30
5月31日(月)14:15
6月1日(火)18:45
6月4日(金)12:00
S40('65)/東映東京/白黒/シネスコ/1時間57分
■監督:山本薩夫■脚本:高岩肇、武田敦■撮影:仲沢半次郎■音楽:池野成■美術:森幹男■出演:三國連太郎、佐久間良子、伊藤雄之助、江原真二郎、緑魔子、市原悦子、千葉真一
「釣りバカ」以前に三國連太郎が主演した初めての喜劇映画。土蔵ばかりを狙う“破蔵師”の三國の泥棒一筋、あの手この手の行状記を、社会派・山本薩夫の重厚な演出で描く。
2010年
6月5日(土)13:15
6月7日(月)16:30
6月8日(火)18:45
6月11日(金)12:00
S27('52)/東宝/白黒/スタンダード/1時間24分
■監督:市川崑■原作:源氏鶏太『ホープさん』『三等重役』■脚本:猪俣勝人■撮影:飯村正■音楽:古関裕而■美術:安倍輝明■出演:小林桂樹、小泉博、島崎雪子、河村黎吉、沢村貞子、伊藤雄之助、小川虎之助、杉葉子
東宝サラリーマン映画のルーツ『三等重役』前夜、市川崑監督が手がけた、小林桂樹のフレッシュマン物語。原作はもちろん源氏鶏太。河村黎吉扮する戦後派社長は、本作で初めて登場。
*デジタル上映
2010年
6月5日(土)11:00
6月6日(日)17:45
6月8日(火)14:15
6月11日(金)16:30
S35('60)/東京映画/白黒/シネスコ/1時間39分
■監督・脚本:川島雄三■原作:梅崎春生■撮影:岡崎宏三■音楽:真鍋理一郎■美術:小島基司■出演:フランキー堺、沢村いき雄、沢村貞子、横山道代、小林千登勢、桂小金治、脱線トリオ(南利明、由利徹、八波むと志)
川島雄三の快作喜劇。ドラマーから質屋の主人に転身したフランキーをめぐっての大騒動。脱線トリオがゴジラの八(八波)、ラドンの松(南)、アンギラスの熊(由利)に扮して笑いを誘う。
2010年
6月5日(土)17:45
6月7日(月)12:00
6月9日(水)14:15
6月10日(木)16:30
S37('62)/松竹大船/白黒/シネスコ/1時間33分
■監督・原案:渋谷実■脚本:松山善三■撮影:長岡博之■音楽:黛敏郎■美術:浜田辰雄■出演:笠智衆、石浜朗、倍賞千恵子、津川雅彦、有馬稲子、滝沢修、山村聰、伴淳三郎
松竹大船調にあって、常に異色作を放ってきた、パワフルな重喜劇作家のルーツ的存在の渋谷実が、なんと笠智衆をアルコール好きの“酔っぱらい”に仕立て上げた風刺喜劇。
2010年
6月5日(土)15:40
6月8日(火)12:00
6月10日(木)14:15
6月11日(金)18:45
S39('64)/大映東京/白黒/シネスコ/1時間29分
■監督:増村保造■原作:藤本義一、沢村勉『C調紳士録』■脚本:藤本義一、沢村勉■撮影:小林節雄■音楽:山本直純■美術:下河原友雄■出演:伊藤雄之助、船越英二、丸井太郎、犬塚弘、曽我廼家明蝶、園佳也子、弓恵子
後の直木賞作家・藤本義一脚本、増村保造監督による、インチキ師“騙し屋”の行状記。伊藤雄之助・船越英二・犬塚弘らが大阪を舞台に、口八丁、手八丁で人を騙す高等テクを披露。
2010年
6月6日(日)11:00
6月7日(月)14:15
6月9日(水)16:30
6月10日(木)18:45
S38('63)/松竹大船/カラー/シネスコ/1時間38分
■監督:野村芳太郎■原作:棟田博■脚本:野村芳太郎、多賀祥介■撮影:川又昂■音楽:芥川也寸志■美術:宇野耕司■出演:渥美清、長門裕之、中村メイコ、左幸子、高千穂ひづる、藤山寛美、山下清、桂小金治
貧しい出身ゆえ、三度の飯が出る軍隊こそが最高と思っている主人公・渥美清とインテリ作家・長門裕之の“戦争と平和”を描いた人情喜劇。渥美と野村監督による「拝啓三部作」の第一作。
2010年
6月6日(日)13:15
6月7日(月)19:00
6月8日(火)16:30
6月9日(水)12:00
S39('64)/東京映画/カラー/シネスコ/1時間38分
■監督:豊田四郎■脚本:八住利雄■撮影:岡崎宏三■音楽:團伊玖磨■美術:伊藤熹朔■出演:フランキー堺、新珠三千代、望月優子、岸田今日子、水谷良重、淡島千景、中尾ミエ、坂本九
フランキー堺、豊田四郎コンビによるモダン感覚あふれる都会派喜劇。フランキーが6役をこなし、新珠三千代、岸田今日子、水谷良重など豪華女優陣を相手に繰り広げる艶笑喜劇。
2010年
6月6日(日)15:30
6月9日(水)18:45
6月10日(木)12:00
6月11日(金)14:25
S32('57)/日活/白黒/スタンダード/1時間50分
■監督:川島雄三■脚本:田中啓一、川島雄三、今村昌平■撮影:高村倉太郎■音楽:黛敏郎■美術:中村公彦、千葉一彦■出演:フランキー堺、左幸子、南田洋子、石原裕次郎、芦川いづみ、市村俊幸、金子信雄、小林旭
「居残り」「品川心中」「三枚起請」などの落語をネタに、フランキー堺が縦横無尽にその至芸を見せてくれる、川島雄三監督による傑作落語映画。“幕末太陽族”ともいうべき石原裕次郎、小林旭も出演!
2010年
6月12日(土)15:30
6月14日(月)18:45
6月17日(木)12:00
6月18日(金)14:15
S41('66)/松竹大船/カラー/シネスコ/1時間32分
■監督:山田洋次■脚本:山内久、山田洋次■撮影:高羽哲夫■音楽:山本直純■美術:佐藤公信■出演:ハナ肇、倍賞千恵子、犬塚弘、藤田まこと、桜井センリ、安田伸、田辺靖雄、渥美清
新作落語も手がけている山田洋次の痛快落語喜劇。「突き落とし」「付き馬」「妾馬」「さんま火事」「黄金餅」といったネタをベースに、ハナ肇らクレージーが江戸庶民を演じる。渥美清もゲスト出演。
2010年
6月13日(日)15:30
6月15日(火)12:00
6月17日(木)14:15
6月18日(金)18:45
S35('60)/東京映画/白黒/シネスコ/1時間34分
■監督:佐伯幸三■脚本:出雲直■撮影:伊東英朗■音楽:松井八郎■美術:小島基司■出演:フランキー堺、香川京子、柳家金語楼、有島一郎、森川信、左卜全、大村千吉
「死神」をベースに、フランキー堺の桶屋・八五郎と、有島一郎の死神が繰り広げる珍騒動を描いた、オリジナル喜劇。アチャラカで鍛えた有島の抜群のリアクションはまさに至芸!
2010年
6月12日(土)13:15
6月14日(月)16:30
6月16日(水)12:00
6月17日(木)18:45
S43('68)/松竹大船/カラー/シネスコ/1時間32分
■監督:市村泰一、長谷部利朗■脚本:田波靖男■撮影:小杉正雄■音楽:小川寛興■美術:熊谷正雄■出演:牧伸二、立川談志、沢知美、コント55号(萩本欽一、坂上二郎)、藤山寛美、伴淳三郎、ドンキーカルテット、トリオ・スカイライン
立川談志師匠が“無責任男”よろしく登場する、牧伸二主演の痛快喜劇。コント55号、ドンキーカルテット、トリオ・スカイラインなど、昭和40年代演芸ブームの立役者たちが、ズラリと総登場。
2010年
6月12日(土)17:45
6月13日(日)11:00
6月14日(月)14:15
6月16日(水)16:30
S38('63)/松竹大船/白黒/シネスコ/1時間49分
■監督:井上和男■原作:獅子文六『可否道』■脚本:白坂依志夫■撮影:堂脇博■音楽:山本直純■美術:梅田千代夫■出演:森光子、川津祐介、加賀まりこ、加東大介、松村達雄、長門裕之、柳家小さん、柳家さん治、桂小金治
獅子文六のユーモア小説を井上和男が映画化。森光子のヒロインはじめ、珈琲好きのテレビ業界人の微苦笑喜劇が展開。柳家小さん、柳家さん治(柳家小三治)、そして桂小金治らの噺家が出演している。
2010年
6月13日(日)13:15
6月14日(月)12:00
6月15日(火)16:30
6月16日(水)18:45
S46('71)/松竹大船/カラー/シネスコ/1時間29分
■監督:渡辺祐介■脚本:渡辺祐介、田坂啓■撮影:荒野諒一■音楽:木下忠司■美術:森田郷平■出演:ザ・ドリフターズ(いかりや長介、加藤茶、仲本工事、高木ブー、荒井注)、三遊亭円生、柳家小さん、入船亭扇橋、桂伸治、新藤恵美、長山藍子、萩原健一
いかりや長介が、セコな万年二つ目を演じたドリフ映画。芽のでない落語家の悲哀と、渡辺祐介のパワフルな演出の妙。なんと長介の師匠に三遊亭円生! 柳家小さん、入船亭扇橋、桂伸治(桂文治)らも出演。
2010年
6月13日(日)17:45
6月15日(火)14:15
6月17日(木)16:30
6月18日(金)12:00
S34('59)/新東宝/白黒/スタンダード/1時間12分
■監督:曲谷守平■原案:有崎勉■脚本:川内康範■撮影:岡戸嘉外■音楽:石松晃■美術:加藤雅俊■出演:柳家金語楼、坊屋三郎、平凡太郎、池内淳子、川田孝子、鮎川浩、並木一路、丹波哲郎
「ヤマシタケッタローであります」のフレーズで一世を風靡した、昭和の爆笑王・柳家金語楼の十八番「兵隊落語」をそのまま映画化。主人公・山下敬太郎は金語楼の本名、原案の有崎勉はペンネーム。
*デジタル上映
2010年
6月12日(土)11:00
6月15日(火)18:45
6月16日(水)14:15
6月18日(金)16:30
S29('54)/東宝/白黒/スタンダード/38分
■監督:青柳信雄■脚本:井手俊郎■撮影:山崎一雄■音楽:三木鶏郎■美術:北猛夫■出演:榎本健一、古川緑波、柳家金語楼、三益愛子、森繁久彌、久慈あさみ
エノケン、ロッパ・金語楼による「落語長屋」第一作。「火事息子」「厩火事」「心眼」などのネタを安藤鶴夫が構成を担当した落語映画の短縮版。「冗談音楽」の三木鶏郎作曲の主題歌をエノケンが唄う。