2018年4月21日(土)〜5月4日(祝・金)
世界に誇る日本映画界の巨匠・小津安二郎。
神保町シアターでは、これまで二度にわたり小津監督の全作品上映を行ってきましたが、
今回は、女性たちが印象的な作品を厳選して特集いたします。
サイレント作品はピアノ生伴奏付き上映となります。
戦前のモダンな女性映画から、戦争の傷跡が色濃く映し出される家族のドラマ、
そして、新しい時代を生きる凛々しい女性たちの姿まで、
全作品35mmフィルム上映にてご堪能ください。
◆入場料金(当日券のみ)
◆サイレント作品(作品記号5・6)=特別料金¥1500均一
*すべての上映にピアノによる生伴奏が付きます
*ポイントカード招待券、割引優待券、各種サービスデー割引はご使用いただけません
◆トーキー作品(作品番号1〜4、7〜10)=一般¥1200/シニア¥1000/学生¥800
『宗方姉妹』 昭和25年 白黒 出演:田中絹代、高峰秀子、山村聰、上原謙、高杉早苗、笠智衆
『彼岸花』 昭和33年 カラー 出演:佐分利信、田中絹代、有馬稲子、山本富士子、佐田啓二
『東京暮色』 昭和32年 白黒 出演:有馬稲子、山田五十鈴、原節子、笠智衆、信欣三、中村伸郎
『秋日和』 昭和35年 カラー 出演:原節子、司葉子、岡田茉莉子、佐田啓二、桑野みゆき、佐分利信
■ピアノ生伴奏付きサイレント作品
『その夜の妻』 昭和5年 白黒 出演:岡田時彦、八雲恵美子、山本冬郷、斎藤達雄
『東京の女』 昭和8年 白黒 出演:岡田嘉子、江川宇礼雄、田中絹代、奈良眞養
『一人息子』 昭和11年 白黒 出演:飯田蝶子、日守新一、坪内美子、吉川満子、坂本武
『淑女は何を忘れたか』 昭和12年 白黒 出演:桑野通子、斎藤達雄、栗島すみ子、佐野周二、吉川満子、飯田蝶子
『風の中の牝鶏』 昭和23年 白黒 出演:田中絹代、佐野周二、村田知英子、笠智衆、坂本武
『晩春』 昭和24年 白黒 出演:原節子、笠智衆、月丘夢路、杉村春子、三島雅夫
天池穂高 Amaike Hodaka
東京芸術大学音楽学部作曲科卒、同大学院修了。フィルムセンター「小津安二郎の藝術」等の企画にて、サイレント映画の伴奏を担当。作編曲活動に加えて、バレエのレッスンピアニストとしても活動している。
神浮ヲり Kozaki Eri
国立音楽大学、パリ国立高等音楽院卒業。作曲、作曲理論、即興演奏、室内楽の学位を取得後、作曲家・ピアニスト・即興演奏家として活躍。近年は映画伴奏に力を入れており、国内外での公演多数。
小林弘人 Kobayashi Hiroto
東京藝術大学大学院作曲科修了。サイレント映画の伴奏者として、これまでにフィルムセンター、東京国際映画祭などに出演。東京藝術大学、東京音楽大学、洗足学園音楽大学各非常勤講師。
松村牧亜 Matsumura Makia
東京藝術大学音楽学部作曲科卒、ジュリアード音楽院作曲修士号取得。イタリア・ポルデノーネ無声映画祭マスタークラス受講後、NYを拠点に無声映画伴奏者として活躍中。『法に泣く女』(キノ・インターナショナル)DVDに音楽を提供。