2011年1月3日(月)〜2月4日(金)
昭和のお正月、映画館には
喜劇映画の明るい笑いがこだましていた。
笑う角には福来る、エノケン、ロッパに金語楼、森繁・伴淳・フランキー、三木のり平、渥美清にクレイジー・キャッツ…
昭和のスクリーンを爆笑の渦に巻き込んだ、
喜劇の数々を厳選。
これぞ正月のお楽しみ、これぞ喜劇映画デラックス!
平成23年のお正月は、
ブワーッと昭和の喜劇映画上映から始まる!
監修:佐藤利明(娯楽映画研究家)
森繁・伴淳・フランキーの「駅前シリーズ」、植木等の無責任男がスクリーンせましと歌って踊る「クレージー映画」、フランキー堺がお人好しの車掌に扮した松竹名物「旅行シリーズ」、そして喜劇映画の金字塔といえば渥美清の「男はつらいよ」… 昭和30年代から50年代にかけての極め付きのお正月喜劇を厳選!
『喜劇 駅前飯店』 監督:久松静児 昭和37年 カラー
『日本一の男の中の男』 監督:古澤憲吾 昭和42年 カラー
『喜劇 大安旅行』 監督:瀬川昌治 昭和43年 カラー
『男はつらいよ 寅次郎恋歌』 監督:山田洋次 昭和46年 カラー
『神様のくれた赤ん坊』 監督:前田陽一 昭和54年 カラー
戦後喜劇黄金時代を支えた、森繁久弥・三木のり平・フランキー堺、三人の芸達者たちの笑いが堪能できる、珍しい作品を厳選。新東宝のアチャラカ喜劇、日活のレア作品、東宝の川島雄三作品、松竹喜劇… 各社で活躍した三大喜劇人の競演をご堪能あれ!
『森繁のペテン王』(「森繁のわが名はペテン師」改題版)
監督:渡辺邦男 昭和30年 白黒 *デジタル上映
『初恋カナリヤ娘』 監督:吉村廉 昭和30年 白黒
『次郎長意外伝 大暴れ三太郎笠』 監督:青柳信雄 昭和32年 白黒
『グラマ島の誘惑』 監督:川島雄三 昭和34年 カラー *ニュープリント
『口から出まかせ』 監督:内川清一郎 昭和33年 白黒
『喜劇 命のお値段』 監督:前田陽一 昭和46年 カラー
『喜劇 男の腕だめし』 監督:瀬川昌治 昭和49年 カラー
喜劇映画のお楽しみは、豪華なコメディアンの競演にある、エノケン・ロッパ・金語楼、そして徳川夢声の時代から、舞台や映画、テレビで活躍してきた時代を創ったコメディアンたちが総登場。『雲の上団五郎一座』正続篇一挙上映に加えて、渥美清が生き生きと活躍した『続・拝啓天皇陛下様』など、戦後を代表するオールスター喜劇を大特集!
『青春怪談』 監督:阿部豊 昭和30年 白黒 *デジタル上映
『極楽大一座 アチャラカ大当り』 監督:小田基義 昭和31年 白黒
『おトラさん』 監督:小田基義 昭和32年 白黒
『雲の上団五郎一座』 監督:青柳信雄 昭和37年 カラー
『続 雲の上団五郎一座』 監督:青柳信雄 昭和38年 カラー
『続・拝啓天皇陛下様』 監督:野村芳太郎 昭和39年 カラー
『ほんだら剣法』 監督:森一生 昭和40年 カラー
その生涯をコメディに捧げた、喜劇の神様・斎藤寅次郎監督の戦後作品のなかから、新東宝・松竹・東宝作品を厳選。松竹蒲田時代のナンセンスを彷彿とさせるオムニバスの傑作『誰がために金はある』から、昭和23年の大晦日の一日を舞台にした『嫁入聟取花合戦』、美空ひばりの出世作『東京キッド』など、卓抜したナンセンス感覚が楽しめる昭和20年代の作品から、エノケン・ロッパ・金語楼のベテラン、三木のり平に有島一郎などの戦後派がずらりと揃った賑やかなオールスター喜劇まで、上映回数の少ない珍しい作品を上映!
『誰がために金はある』 監督:斎藤寅次郎 昭和23年 白黒 *デジタル上映
『嫁入聟取花合戦』 監督:斎藤寅次郎 昭和24年 白黒 *デジタル上映
『東京キッド』 監督:斎藤寅次郎 昭和25年 白黒
『大当りパチンコ娘』 監督:斎藤寅次郎 昭和27年 白黒 *デジタル上映
『恋すれど恋すれど物語』 監督:斎藤寅次郎 昭和31年 白黒
『大笑い江戸っ子祭』 監督:斎藤寅次郎 昭和34年 白黒
『誰よりも金を愛す』 監督:斎藤寅次郎 昭和36年 白黒 *デジタル上映
喜劇映画数あれど、森繁・クレイジー・美空ひばり・財津一郎の定番作品から怪作・珍品など、喜劇映画の振幅の広さが堪能できる、お宝喜劇をブワーッと上映。
『次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊』 監督:マキノ雅弘 昭和29年 白黒
*16mmで上映
『腰抜け女兵(にゅいぴん)騒動 』 監督:佐伯幸三 昭和36年 白黒
『日本一のホラ吹き男』 監督:古澤憲吾 昭和39年 カラー
『お嬢さん社長』 監督:川島雄三 昭和28年 白黒 *16mmで上映
『喜劇 競馬必勝法 一発勝負』 監督:瀬川昌治 昭和43年 カラー
『喜劇 度胸一番』 監督:井上梅次 昭和45年 カラー
『毘沙門天慕情』 監督:土居通芳 昭和48年 カラー
このイベントは終了しました。
特集を記念しまして、下記の日程でトークイベントを開催します。ゲストに瀬川昌治監督をお迎えして、本特集の監修・佐藤利明さんにホストをお願いしお話を伺います。
日時:2011年1月9日(日)13:15〜『喜劇 男の腕だめし』上映終了後
ゲスト:瀬川昌治監督(『喜劇 大安旅行』『喜劇 男の腕だめし』『喜劇 競馬必勝法 一発勝負』)
司会:佐藤利明さん(娯楽映画研究家)
なお、満席の場合は入場をお断りすることがございます。ご了承ください。
このイベントは終了しました。
劇場ロビーにて「出張喫茶 カネコーヒー」による珈琲の無料サービスを行います。
映画のあいまのひと時を美味しい珈琲と共にお過ごしください。
◎2011年1月16日(日)14:00〜15:30(予定数なくなり次第終了)
※神保町シアターの当日券ご購入の方が対象となります。