神保町シアター
これまでの特集企画
松竹120周年記念
百花繚乱――昭和の映画女優たち
上映期間
2015年9月19日（土）～10月23日（金）
◆入場料金（当日券のみ）
◆サイレント作品（作品番号1～6）
＝特別料金￥1500均一
＊ポイントカード招待券、割引優待券、各種サービスデー割引は
ご使用いただけません
◆トーキー作品（作品番号7～24）
＝一般￥1200／シニア￥1000／学生￥800
【相互割引実施】 東劇「松竹120周年祭特集上映」半券提示で、
一般・シニア料金より100円引き
＊ただし、1枚の半券につき割引適用は1度のみです
検印済みの半券はご利用になれません
松竹が生まれて今年で120年。その長い歴史の中で、田中絹代や有馬稲子、岡田茉莉子、岩下志麻など、時代を彩ってきた女優を多数輩出してきました。まさに"女優の都"から生まれた女優たちの映画を存分にお楽しみください。
企画協力：株式会社松竹 
松竹120周年連動企画のご案内
上映作品リスト
◆松竹映画のはじまり――蒲田撮影所の誕生
《ピアノ生伴奏で見るサイレント映画》
＊活弁付きもあります、詳細は作品詳細ページをご覧ください
＊出演者は都合により変更になることがあります
演劇の興行会社であった松竹が、1920年6月、本格的に映画産業へ参入するためにかまえたのが「松竹蒲田撮影所」です。映画専門の俳優・演出家を育成するために「松竹キネマ研究所」を開設し、ハリウッドの撮影手法を取り入れるなど、当時の映画界をリードする存在となりました。
今回は松竹蒲田の真骨頂ともいうべきモダンな現代劇のサイレント作品をご紹介いたします。松竹蒲田を象徴する女優・田中絹代のスターぶりにもご注目ください。
1.
『路上の霊魂』 大正10年 白黒 監督：村田實 出演：小山内薫、東郷是也(鈴木傳明)、英百合子、伊達龍子、澤村春子 ＊16mm上映
2.
『若者よなぜ泣くか』 昭和5年 白黒 監督：牛原虚彦 出演：鈴木傳明、岡田時彦、田中絹代、藤野秀夫、川崎弘子
3.
『大学は出たけれど』 昭和4年 白黒 監督：小津安二郎 出演：高田稔、田中絹代、鈴木歌子、飯田蝶子、大山健二
4.
『落第はしたけれど』 昭和5年 白黒 監督：小津安二郎 出演：斎藤達雄、田中絹代、月田一郎、笠智衆、二葉かほる
5.
『非常線の女』 昭和8年 白黒 監督：小津安二郎 出演：田中絹代、岡譲二、水久保澄子、三井秀夫(弘次)、逢初夢子
6.
『君と別れて』 昭和8年 白黒 監督：成瀬巳喜男 出演：吉川満子、磯野秋雄、水久保澄子、河村黎吉、富士龍子 ＊16mm上映
◆戦中戦後と、映画全盛期の到来――大船撮影所の黄金時代
トーキーの時代を迎え、蒲田から大船へと撮影所を移設した松竹は、小津ら所属の監督たちが得意とした人情の機微に触れる庶民派ドラマを多数製作、それらは「大船調」と呼ばれ、松竹の映画作りの伝統となっていきました。
今回は、「大船調メロドラマ」をはじめ、「松竹ヌーヴェルヴァーグ」を象徴する作品や寅さんの原点ともいえる「松竹喜劇」の名作など、当館独自のセレクトでお送りします。
7.
『上陸第一歩』 昭和7年 白黒 監督：水谷八重子、岡譲二、奈良真養、江川宇礼雄、飯田蝶子 ＊16mm上映
8.
『暁の合唱』 昭和16年 白黒 監督：清水宏 出演：木暮実千代、佐分利信、川崎弘子、坂本武、吉川満子 ＊16mm上映
9.
『還って来た男』 昭和19年 白黒 監督：川島雄三 出演：佐野周二、田中絹代、坂本武、笠智衆、三浦光子 ＊16mm上映
10.
『白痴』 昭和26年 白黒 監督：黒澤明 出演：森雅之、三船敏郎、原節子、久我美子、志村喬、東山千栄子
11.
『東京暮色』 昭和32年 白黒 監督：小津安二郎 出演：有馬稲子、原節子、山田五十鈴、笠智衆、高橋貞二、杉村春子
12.
『挽歌』 昭和32年 白黒 監督：五所平之助 出演：久我美子、森雅之、高峰三枝子、渡辺文雄、石浜朗 ＊16mm上映
13.
『日本の夜と霧』 昭和35年 カラー 監督：大島渚 出演：桑野みゆき、津川雅彦、渡辺文雄、小山明子、芥川比呂志
14.
『鑑賞用男性』 昭和35年 カラー 監督：野村芳太郎 出演：有馬稲子、三井弘次、杉浦直樹、仲谷昇、芳村真理
15.
『香華』 昭和39年 白黒 監督：木下惠介 出演：岡田茉莉子、乙羽信子、田中絹代、市川翠扇、加藤剛
16.
『残菊物語』 昭和38年 カラー 監督：大庭秀雄 出演：岡田茉莉子、市川猿之助、嵐寛寿郎、中村芳子、津川雅彦、伴淳三郎
17.
『嵐を呼ぶ十八人』 昭和38年 白黒 監督：吉田喜重 出演：早川保、香山美子、芦屋雁之助、浪花千栄子、根岸明美
18.
『拝啓天皇陛下様』 昭和38年 カラー 監督：野村芳太郎 出演：渥美清、左幸子、長門裕之、中村メイコ、高千穂ひづる
19.
『もず』 昭和36年 カラー 監督：渋谷実 出演：有馬稲子、淡島千景、山田五十鈴、乙羽信子、川津祐介
20.
『紀ノ川』 昭和41年 カラー 監督：中村登 出演：岩下志麻、司葉子、田村高廣、丹波哲郎、有川由紀
21.
『吹けば飛ぶよな男だが』 昭和43年 カラー 監督：山田洋次 出演：なべおさみ、緑魔子、有島一郎、ミヤコ蝶々、佐藤蛾次郎
22.
『喜劇 女は度胸』 昭和44年 カラー 監督：森崎東 出演：倍賞美津子、清川虹子、渥美清、河原崎建三、花澤徳衛
23.
『神様のくれた赤ん坊』 昭和54年 カラー 監督：前田陽一 出演：桃井かおり、渡瀬恒彦、曽我廼家明蝶、河原崎長一郎、吉幾三
24.
『魚影の群れ』 昭和58年 カラー 監督：相米慎二 声の出演：緒形拳、夏目雅子、佐藤浩市、十朱幸代、矢崎滋
【ピアノ伴奏】
天池穂高 Amaike Hodaka
東京藝術大学音楽学部作曲科卒、同大学院修了。フィルムセンター「小津安二郎の藝術」等の企画にて、サイレント映画の伴奏を担当。作編曲活動に加えて、バレエのレッスンピアニストとしても活動している。
神﨑えり Kozaki Eri
国立音楽大学、パリ国立高等音楽院卒業。作曲、作曲理論、即興演奏、室内楽の学位を取得後、作曲家･ピアニスト･即興演奏家として活躍。近年は映画伴奏に力を入れており、国内外での公演多数。 個人HP
小林弘人 Kobayashi Hiroto
東京藝術大学大学院作曲科修了。サイレント映画の伴奏者として、これまでにフィルムセンター、東京国際映画祭などに出演。東京藝術大学、東京音楽大学、洗足学園音楽大学各非常勤講師。
【活動写真弁士】
坂本頼光 Sakamoto Raiko
2000年、弁士デビュー後、時代劇作品を主に、各所で活弁ライブを行う。これまでの説明作品は約80本。近年は自作動画を使った活弁や、声優、ナレーションの分野でも活動している。 個人HP『活動弁士の家』
松竹120周年連動企画
～伝統と革新の120年を振り返る特集上映～
松竹120周年祭 東劇
10月10日（土）～10月30日（金） ／ 11月7日（土）～11月27日（金）
デジタル修復版一挙上映、『男はつらいよ』、『釣りバカ日誌』シリーズセレクト上映
【相互割引実施】神保町シアター「松竹120周年記念特集上映」半券提示で、一般・シニア料金より100円引き
＊ただし、1枚の半券につき割引適用は1度のみです。検印済みの半券はご利用になれません
＜問い合わせ＞TEL.03-3541-2711 東劇 企画HP
