2012年4月28日(土)〜5月6日(日)
◆特別興行につき入場料金が当日1500円均一
*夫婦50割引・レディースデーは対象外となります。
*劇場招待券・ポイントカードはお使いいただけます。
◆すべてサイレント映画です。全上映に音楽が付きます。
◆出演者は都合により変更になることがあります。
サイレント映画時代から活躍していた巨匠たちの傑作選、第二弾をお届けします。
伊達里子や逢初夢子といった伝説のモガ女優たちに出会えるモダンなメロドラマから、若き日の片岡千恵蔵の痛快時代劇、そしてサイレント時代劇の巨星・伊藤大輔の歴史的大傑作まで、日本映画の最初の黄金期といわれる1920-30年代の熱気を感じるに十分な作品群でお送りいたします。
今回も国内外でご活躍のピアニストと活動写真弁士の方々をお招きして、連日贅沢なライブ上映を展開します。古き良き映画の時代に思いを馳せる至福の黄金週間をお楽しみ下さい。
【併催】清水宏の女性映画
『港の日本娘』『不壊の白珠』の清水宏監督(1903−1966)のトーキー作品を小特集いたします。『風の中の子供』や『蜂の巣の子供たち』など子供映画の名手として知られる清水監督が戦前に手がけた、自立した女性たちが主人公の"女性映画"を上映します。サイレントからトーキーへ、ひとりの監督の作品を通して映画の時代の変貌を垣間見る試みを、どうぞご堪能下さい。
2012年5月7日(月)〜11日(金)
◆入場料金は通常の特集上映と同じです。
『恋の花咲く 伊豆の踊子』 昭和8年 白黒 監督:五所平之助 出演:田中絹代、大日方伝、小林十九二、若水絹子
『その夜の妻』 昭和5年 白黒 監督:小津安二郎 出演:岡田時彦、八雲恵美子、山本冬郷、斎藤達雄
『浮草物語』 昭和9年 白黒 監督:小津安二郎 出演:坂本武、飯田蝶子
『斬人斬馬剣』 昭和4年 白黒 監督:伊藤大輔 出演:月形龍之介、天野刃一、伊藤みはる
*東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品 |
『諧謔三浪士』(タイトルクレジット『豪快三浪人』)※不完全 昭和5年 白黒 監督:稲垣浩 出演:片岡千恵蔵、尾上桃華、瀬川路三郎、桜井京子
*東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品 |
※すべてトーキー映画です
『信子』 昭和15年 白黒 監督:清水宏 出演:高峰三枝子、三浦光子、岡村文子
『按摩と女』 昭和13年 白黒 監督:清水宏 出演:高峰三枝子、徳大寺伸
『簪』 昭和16年 白黒 監督:清水宏 出演:田中絹代、川崎弘子、笠智衆
『泣き濡れた春の女よ』 昭和8年 白黒 監督:清水宏 出演:岡田嘉子、大日方伝
柳下美恵 Yanashita Mie
サイレント映画ピアニスト。1995年、朝日新聞社主催の映画生誕100年記念上映会でデビュー以来、国内外の映画祭、上映会で公演。葛I伊國屋書店発売DVD『裁かるるジャンヌ』『魔女』の音楽を担当。 個人HP
黒田京子 Kuroda Kyoko
自律した精神とやわらかい身体を持ちたいと願う、自由を愛する音楽家。出発はジャズだが、音楽のスタイルやジャンルにこだわることなく、近年は即興演奏を主体とした演奏活動を行っている。 個人HP
神浮ヲり Kozaki Eri
作曲家・ピアニスト・即興演奏家。国立音楽大学、パリ国立高等音楽院卒業。作曲、作曲理論、即興演奏、室内楽の学位を取得。近年は映画伴奏に力を入れており、国内外での公演多数。 個人HP
天池穂高 Amaike Hodaka
東京芸術大学音楽学部作曲科卒、同大学院修了。作編曲活動に加えて、バレエのレッスンピアニストとして活動している。無声映画の伴奏は、フィルムセンターにおいて「小津安二郎の藝術」等の企画にて演奏を披露。
小林弘人 Kobayashi Hiroto
東京藝術大学大学院作曲科修了。これまでにフィルムセンター、東京国際映画祭などに出演。東京藝術大学、東京音楽大学、洗足学園音楽大学各非常勤講師。
片岡一郎 Kataoka Ichiro
2002年に澤登翠に入門。クロアチア、ドイツ、オーストラリア等、海外公演も多数。これまでに手掛けた作品は約二百。紙芝居、書生節、声優、文筆も少々。本年9月より約半年間、ミシガン大学からの招聘を受け渡米予定。
坂本頼光 Sakamoto Raiko
1979年生まれ。2000年、弁士デビュー後、時代劇作品を主に各所で活弁ライブを行う。これまでの説明作品は約六十本。近年は自作動画を使った活弁や、声優、ナレーションの分野でも活動している。 個人HP『活動弁士の家』