「夜中の3時だった。 僕はもう見ていられなかった。 もうこれは無理だ。奈緒の夫として、奈緒はもうこんなに苦しまなくていい。 そして、息子の父親として、ママのこの姿はもう見せたくない。 もう、十分に頑張った。 頑張ったから奈緒は・・・ 僕は先生を呼んだ」 番組のスタイリストとしてサポートしてくれていた奈緒さんとの結婚から、妊娠中のがん発覚、その後の出産、闘病、そして最後の日々までが、悲しみと悔恨を込めて驚くほど克明に記されています。 あたりまえの日常が失われていくリアルな記述に「涙で何度も中断した」「自分も妻とちゃんと向き合おうと思った」といった声が多く寄せられています。
■この本の推薦者 著者 清水健さん
39才。「シミケン」の愛称で親しまれる読売テレビの人気アナウンサー。2011年から『かんさい情報ネットten.』のキャスターをつとめる。2015年2月、乳がんで妻・奈緒さん(享年29)を亡くす。その時、長男は生後112日だった。 ●公式フェイスブック https://www.facebook.com/%E6%B8%85%E6%B0%B4-%E5%81%A5-132416120265240/