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2016.9.15

ちょっと昔の、離れ島のお話し。 林家彦いち 『ながしまのまんげつ』

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ちょっと昔の、離れ島のお話し。 林家彦いち 『ながしまのまんげつ』

落語家の林家彦いちさんの故郷の「長島」は、

鹿児島県西部の八代海に浮かぶ島。

 

いまは橋が架かって、

クルマで九州へ渡ることができますが、

彦いちさんの子どものころは、

食糧も郵便も、なにもかもが船で運ばれてきました。

そんな、ちょっとむかしの島の生活を、

彦いちさんが子どもの目線で絵本にしました。

 

  《せんせいは さめを おいはらう

  ためのバットを もっていた。

  「さめを みつけたら あいずしろ〜 

  せんせいが おいはらって やるからな〜」》

 

学校にはプールはないが、目の前には海がある。

子どもたちが早い潮の流れのなかを泳いでいるあいだ、

先生はバットをもって見張りに立っていた。

 

  《「おーい! さしいれだぞー」

  「たいの さしみだ! とれたてだ、たべんね」》

 

給食に近所の漁師が獲れたての

タイのお刺身の差し入れ!

 

クレヨンとクレパスで描く加藤休ミさんの、

ちょっと大胆だけどノスタルジックな画が、

子どもたちの日常を活写してます。

 

このお話し、

じつは彦いちさんの自伝的創作落語を

下敷きにしているそうです。

 

『ながしまのまんげつ』

原作:林家彦いち 文・絵:加藤休ミ

 

このたび刊行を記念して、彦いちさんと、

クレヨン画絵本作家の加藤休ミさんが、

長島の写真をスライドショーで流しつつ、

「ながしま」にまつわるあれこれを

語ってくれる会が開催されます。

もちろん、落語『長島の満月』も。

               

 『ながしまのまんげつ』刊行記念

林家彦いち✕加藤休ミ「彦いち・休ミのながしま噺」

日時 2016年9月29日(木)

時間 20:00〜22:00(19:30開場)

会場 本屋B&B(東京都世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F)

入場料 1,500円+1ドリンク(500円)

 ※ご予約方法ほか、くわしくは下記の「本やB&B」の

  ホームページをご覧ください。

  http://bookandbeer.com/event/20160929_bt/

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