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2017.4.1

連続フルイニング出場1492試合! 金本知憲は世界一強靭な肉体をどうやって手に入れたのか?『人生を賭けて』

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キーワード: スポーツ 野球

連続フルイニング出場1492試合! 金本知憲は世界一強靭な肉体をどうやって手に入れたのか?『人生を賭けて』

金本知憲が21年間の

現役生活をふり返る!

 

「もっとやっておけば、もっと良い数字を

残せたんじゃないか、という思いと、

よく頑張ったな、という思いがあります。

20代の頃は、本当によくバットを振っていたし、

振らされていた。振り続けていくことで力がつき、

自分である程度、バッティングフォームを

修正するポイントがわかるようにもなった。

30代は、自発的にバットを振ったこともあったが、

つい横着した時期もなかったわけではない。

だから、もっと振っておけば良かったと思った」

 

33代阪神タイガース監督に就任した金本知憲が、

自身の21年間の現役生活をふり返った言葉だ。

30代には横着した時期がある、と語っているが、

彼にとっての横着は、常人のレベルとは違う。

連続フルイニング出場1492試合の世界記録を

もつ金本は、どのようにして強靭な肉体を

手に入れたのか? とくにきつかったのは、

食事とウエートトレーニングだという。

 

「負荷をかけたハードなトレーニングで

一度、筋肉を破壊し、再生させることで

筋肉をさらに成長をかける。そのためには、

常に限界ギリギリまで自分を

追い込まなければならない。

"貧血になって半人前、ゲロを吐いて一人前"

そのくらいのトレーニングをしなければ、

成果は出ないのだ。これを引退するまで

続けていた」

 

「シーズン中は、体脂肪をできるだけ

最小にキープしつつ、体重は落とさないように

しなければならない。さして食べたくもないのに

朝も昼も夜もたくさん食べるということが、

どれだけしんどいことか。

食べないとやせる体質だった私は、

相撲部屋に入門したばかりの力士のように、

詰め込むようにして食べ続けた。

食事は、楽しみというよりも、

筋トレ同様トレーニングのひとつだった」

 

赤星、矢野ら元チームメイトの

貴重な証言も収録!

 

ここまで彼がストイックになれた理由は、

「野球は仕事」という意識と、

応援してくれるファンがいたから、とのこと。

本書では、金本自身が、体づくりの秘密や、

幼少期から、めっぽう喧嘩が強かった中学時代、

広島入団、FA宣言、現役引退、そして

33代阪神タイガース監督就任まで、

決して順風満帆ではなかった野球人生、

すべてを語りつくす。

元チームメイトの赤星憲広や

金本政権で作戦兼バッテリーコーチを

つとめる矢野耀大らの貴重な証言も収録。

金本知憲が歩んだ野球人生とは、

いったいどのようなものだったのか。

鉄人といわれた彼の野球に関する考え方に

踏み込んだスポーツノンフィクションです。

 

小学館文庫

『人生賭けて

~苦しみの後には必ず成長があった~』

著/金本知憲

 

小学館オンラインはこちら

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