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2017.10.17
大ベストセラー『112日間のママ』の後、人気キャスターと息子は?『笑顔のママと僕と息子の973日間 シングルファーザーは今日も奮闘中』
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キーワード: シングルファーザー シミケン 清水健 子育て ファミリー
妻をなくしたあとの孤独、子育ての大変さ、退社の決意・・・現在の心境を赤裸々につづる。
「シミケン」の愛称で人気のキャスター、清水健さんが、妊娠中に乳がんが発覚した妻が出産後3ヶ月で亡くなるまでを書いた「112日間のママ」。2016年2月に発売されたこの本は、多くの読者が涙し、15万部のベストセラーとなりました。
奈緒さんが29歳で亡くなったとき、生後112日だった息子。
著者は子育てをしながら、キャスターとして週5日の生放送出演と土日を利用しての講演活動を続けていましたが、20キロもやせ、笑えていない自分に気づき、読売テレビを退社することを決断。
そんな彼が前を向いて歩きはじめるまでの973日間をつづったのが、本書『笑顔のママと僕と息子の973日間』です。
妻を亡くしてから、周囲と壁を作ってしまい、助けを借りることもできず、孤独の殻にとじこもっていた日々があったといいます。
‹‹2015年2月11日午前3時54分。
奈緒は乳がんで僕たちの傍らからいなくなる。この時から、僕は世間でいうところの「シングルファーザー」になった。
今でも、奈緒と息子と僕は、3人で生きている。奈緒の妊娠がわかったその日から、僕たちは3人で生きていこうと決めた。
「生きていた」という過去形じゃない。「生きている」。現在進行形だ。
奈緒は〝ここ〟にいる。僕の中にも、息子の中にも、奈緒はいる。
でも触れられない。
抱きしめられない。
奈緒の声を聴くことができない。
なあ奈緒、どうしたらエエかな?
いくら問いかけても、答えは返ってこない。
3人だけど、悩む時はひとり。
僕は日々そのことを痛感する。››
シャンプーは何を使ったらいいのか?
夜中に発熱した息子をどうしたらいいか?
振りかけご飯しか食べないけど大丈夫か?
駄々をこねられて、亡妻ならどうしたのだろう・・・と、シングルファーザーの途方に暮れる毎日が続きます。
孤独の殻に閉じこもっていた彼を救ったのは講演活動でした。
‹‹講演で、悲しみに言葉が出てこなかった。すると会場にいた60歳近い男性が、
「シミケン、がんばれ!」
と大きな声をかけてくれた。
「がんばれ!」
「ガンバレ」
会場中、声援が響き渡った。
僕は、会場の皆にエールを送りにきたはずだったのに、逆に、応援されている。会場には、番組を見ていたという人も多く、「シミケン、大丈夫かな?」という想いで来てくれている人もいる。
講演の途中で応援されるなんて、情けないな、と思う。誰のための講演会なのかとも思う。でも、それが、〝今〟の自分で、それが、〝今〟の皆様なのだ。
その「ガンバレ」が僕にだけではなく、会場の中に、もしかしたら同じような悲しみの中にいる方にも届いているならば、それほど、嬉しいことはない。
胸が詰まって言葉が途切れる。それもやはり僕なのだ。››
今は週4から5回の講演を続けている、という著者。
妻をなくしたあとの孤独、子育ての大変さ、退社の決意・・・苦しい時間を経たのち、どうやって前を向いて歩き始めるようになったのか。
明かされる赤裸々なエピソードに、病気と闘う人、大切な人を失った人、子育てが思うように行かない人、誰もが勇気づけられます。
「泣かずにはいられない真実の男の愛の告白です」――瀬戸内寂聴さん
著/清水健
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