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2018.10.29
名優たちが語る「芝居の魔力」と「仕事論」『すべての道は役者に通ず』
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多種多様な道筋から役者の世界に入った23名のインタビューを掲載
演じることは、人生そのものだ。
時代劇・映画史研究家の春日太一氏が、名優たちの「演技論」「仕事論」「名作誕生秘話」に迫ったインタビュー集。
一人につき60~90分、役者としてのスタートから現在までの道のりまで、「職業人」としての彼らにスポットを当て、じっくり聞き出した。
ひとくくりに役者といっても、仕事との出会い方や向き合い方はさまざまだ。
‹‹どんな名優もスターも、若い頃の苦労や精進の日々を経て現在に至っている――。一つの書籍としてまとまったことで、そのことはより明確に浮き彫りになった。そして、それぞれの役者たちのお話の数々は、時代の証言、芸談、現場のエピソードとしてだけではなく、仕事論、人生論としての普遍性を帯びていることに気づかされた。一つの仕事を長く続けていくための心がけ、仕事相手との接し方、自意識との向き合い方、時代の変化や老いとの折り合い――。これらはすべて、我々も日常の中で直面する問題といえるからだ。役者とは銀幕の中や舞台のスポットライトの中にいる「特別な存在」なだけではなく、我々と変わらない「一人の職業人」としての側面があるのだ。››
『すべての道は役者に通ず』というタイトルが示す通り、多種多様な道筋から役者の世界に入った23名の方々のインタビューを掲載。
「貫禄のなさが武器に」織本順吉
「教師から役者へ」加藤武
「演技とは重心の移動だ」宝田明
「人の芝居が下手に見えたら」山本學
「悪役、脇役、喜劇役者」左とん平
「歌舞伎の家に生まれて」中村嘉葎雄
「いい演出家は怒鳴らない」上條恒彦
「俳優座の重鎮たち」山本圭
「役者の前に作家だった」石坂浩二
「肉体とダンディズム」藤竜也
「嫌われるのが好きだから」橋爪功
「記者志望から文学座へ」寺田農
「演技は生活の中にある」江守徹
「二時間ドラマでのしなやかさ」西郷輝彦
「僕は死にません!」武田鉄矢
「〝セリフのない役〟の理想」火野正平
「絶対に変わらないでいろ」勝野洋
「圧巻の殺陣」滝田栄
「役者として、歌手として」中村雅俊
「三足の草鞋」笑福亭鶴瓶
「お前は将軍なんだから」松平健
「役者は無酸素運動」佐藤浩市
「棒読みで感情を伝えたい」中井貴一
(生年月日順)が登場
「週刊ポスト」連載の人気コラム「役者は言葉でできている」の書籍化第2弾。
前作「役者は一日にしてならず」を超えるボリュームと熱量!
仕事に懸ける男たちの思いに思わず胸が熱くなる一冊。
著/春日太一
★こちらもオススメ!
・名優の仕事は、熱い。名優の言葉は、深い。『役者は一日にしてならず』
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