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2018.11.4
2019年大河ドラマの主人公を知っていますか?『コミック版 金栗四三物語 日本初のオリンピックマラソンランナー』
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日本人初のオリンピック出場、初マラソンで世界記録、箱根駅伝の創設者・・・・・・この男を知らずして日本スポーツは語れない!
2019年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の主人公のひとり、金栗四三(かなくり・しそうと読みます。演じるのは中村勘九郎)。
彼にはさまざまなエピソードが残っています!
・オリンピックマラソンの競技中に消え、55年近く失踪していた!?
・箱根駅伝を創設。その目的は、アメリカ横断レースの実現だった!!
・マラソンにとどまらず、日本陸上界、日本の女子スポーツ界発展の仕掛け人だった!!
・スウェーデンで今なお敬愛され、そのことが2020年東京オリンピック招致につながった!!
金栗四三は100年以上前に日本人として初めてオリンピックに出場したマラソン選手です。
彼を見出したのは、〝日本の体育の父〟〝柔道の父〟と呼ばれる嘉納治五郎!
初めてのマラソンで、当時の世界記録を塗りかえて優勝!
強風と雨の中、足袋で走り、途中からは裸足だったのにもかかわらず、です。
そして、1912年のストックホルムオリンピックに出場!
けれども、彼がゴールとなるスタジアムに戻ってくることはなく、どこかに消えてしまいました。
酷暑のレースで意識が朦朧として、現地の屋敷に迷い込み、介抱されていたのです。
その後も足袋で世界中を快走!
アントワープ、パリと、合計三度のオリンピック出場をはたし、世界記録もたたき出しました。
彼は日本人の長距離ランナー育成のためにも尽力。
箱根駅伝や福岡国際マラソンなどを企画しました。
‹‹東京箱根間往復大学駅伝競争、通称「箱根駅伝」が誕生したのは1920年。およそ100年前のことである。
発案者・金栗四三のアイデアのスタートラインは、アメリカ大陸横断駅伝という途方もない夢だった。金栗は、常々、「日本の長距離競走熱をもっともっと高めたい。本格的な長距離走者を育てたい」という思いを抱いていた。そこで思いついたのがアメリカ大陸横断駅伝だった。サンフランシスコからニューヨークへ――もしもそれを日本人が達成したら、きっと世界が驚くだろうし、日本中が沸き返るだろう。駅伝形式にすれば、たくさんの選手の育成にもなる。
そう考えた金栗は、アメリカ大陸横断駅伝に参加する精鋭を選ぼうと予選会を企画した。この予選会こそ、箱根駅伝だった。››(本書「コラム~鐘の音とともに~④」より)
1921年には、樺太から東京まで1300㎞を走破するなど伝説は数知れず。
この男を知らずして日本スポーツは語れない!
幼少期から92歳で亡くなるまでの真実を綿密に取材したノンフィクション作家・佐山和夫氏の著書が、ついに漫画化!
全7話の漫画でワクワクしながら読み進められます。
彼の偉業に迫る詳細コラムも収録。
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