お知らせ
2018.11.18
居酒屋の達人がすすめる関西の名店30!『関西で飲もう~京都、大阪、そして神戸』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
大人のための関西食文化が見えてきた!
日本各地の居酒屋を尋ね、執筆を続けておよそ25年。
「ニッポン居酒屋放浪記」全3巻で日本の居酒屋の特徴を把握し、「太田和彦の居酒屋味酒覧」「居酒屋百名山」など、居酒屋関連の本を何十冊も書いてきた著者に、関西から挑戦状が届きました。
「関西の居酒屋を取材連載しませんか」
関西の優れた食雑誌「あまから手帖」から受け取った一本の電話―――。
提示された方法は「編集部の指定した店にひとりで入り、長く書く」というものです。
著者はこの執筆依頼を、「関西の店もよく押さえていると思いますが、こんな店、知ってはりますか? お手並み拝見!」と受け取り、「ようし、やったろうじゃないか」と、いざ関西へ!
編集部に案内された居酒屋では、著者のファンと遭遇する場面も
‹‹カウンターに座っていた方が、立って私に声をかけてきた。大手製薬会社に勤めながら私の本「居酒屋百名山」を巡り、あと数軒残すのみになった。いつかどこかで太田さんに会えるかと楽しみにしていたが、まさか自分の住むホームグラウンドの常連店で会うとは思わなかった。さすが太田さんと感激の面持ちだが、私は教わって来たのですけど。
それではと、ここのよさを聞くとすでに整理しておいたように言った。
(一)近くの豊南市場での仕入れ、(二)抜群の出汁、それは煮物に表れる。(三)自分の店だけの名物料理、(四)安く提供する意地、(五)主人の恵比寿顔。
――――全くその通り。大阪居酒屋の神髄でした。››(本書「亀は萬年」より)
「居酒屋の達人」が初めて出会う食材、料理、人間模様・・・・・・関西のより奥深い居酒屋文化にいざないます。
‹‹始まると、回を追って自分の気持ちがぐんぐん引き込まれて行った。まさに「私の割烹修行」、それは文に現れていると思う。もちろんこれしきの経験で関西の食がわかったなどとは毛頭思えず、入り口に立ったのが正直な感想だ。
この経験は、居酒屋というあまり書かれていない分野を発見したときの初々しい意欲を何十年ぶりに思い起こさせ、次々に何かに気づいてゆく自分が新鮮だった。››(本書「おわりに」より)
居酒屋、割烹、バー、関西の名店30を掲載!
【居酒屋】
|大阪| おおさか料理 浅井東迎
|大阪| 旨い酒 旨い料理 じょうじ
|大阪| 亀は萬年
|大阪| 酒肴 哲
|大阪| ながほり
|神戸| ばんふ
|神戸| 才谷梅太郎 北野坂支店
|神戸| 季節一品料理 藤原
|京都| 祇園 河道
|京都| むろまち 加地
|大阪| 酒菜屋 なないろ
コラム 日本居酒屋遺産 阿倍野「明治屋」
【割烹】
|大阪| さか本
|大阪| 島之内 一陽
|大阪| 割烹 味菜
|大阪| 北新地 弧柳
|大阪| 旬鮮和楽 さな井
|大阪| なにわ料理 有
|京都| たん熊北店 京都本店
|京都| 祇園 おか田
|京都| 炭火割烹 いふき
|京都| 割烹 さか本
|大阪| 浪速割烹 き川(「き」は漢字です)
コラム 酒器の愉しみ
【バー】
孤高の切り絵作家 成田一徹
|大阪| Bar Hardi
|大阪| Bar Whisky
|京都| 祇園サンボア
|大阪| 北サンボア
|大阪| 呂仁タバーン
|神戸| SAVOY北野坂
|神戸| YANAGASE
|神戸|メインモルト
コラム 成田さんと歩く神戸のバー
著/太田和彦
★こちらもオススメ!
・酒と肴と美人女将を求めて。今宵の居酒屋に困ったら! 『太田和彦の居酒屋歳時記』
・築地市場から密漁団まで、決死の潜入ルポ!『サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』
・角野卓造69歳、初エッセイ! 群れない。媚びない。断捨離しない。ひとりを楽しむ角野流「大人の生き方」とは。『万事正解』
・青年嵐山光三郎が出会った「人生最大の怪物」とは?『漂流怪人・きだみのる』
関連リンク