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2019.4.4

医者は「製薬会社からもらった弁当」であなたの薬を決めている!『知ってはいけない薬のカラクリ』

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医者は「製薬会社からもらった弁当」であなたの薬を決めている!『知ってはいけない薬のカラクリ』

医療の世界にうごめく「不都合な真実」を現役医師が勇気をもって明かす!

あなたの薬を医者はどうやって選んでいるのでしょうか?

処方薬といっても、似たような薬がたくさんあります。

同じ種類で同じ効き目の薬、どちらを使っても大差ない薬が、いろんな製薬会社からいくつも販売されていることは珍しくありません。

市販のかぜ薬や花粉症の薬が何種類もあるのと同じです。

処方薬と市販薬が違うのは、CMがあるか、ないか。

処方薬を一般向けに直接的に宣伝することは禁じられているからです。

ここで、最初の問いに戻ります。

医者はあなたの処方薬をどういう基準で選んでいるのか?

製薬会社はどのような手法で医者にコマーシャルしているのか?

現役医師の著者が、そこに隠された〝不都合な真実〟について、勇気をもって明かします。

 

‹‹その宣伝広告の方法は、医者の間では当たり前になっていますが、一般社会から見ると、常識はずれ、かける費用もケタはずれと言っても過言ではないでしょう。それを象徴的に示しているのが、製薬会社が医者に無料で配る「高級弁当」です。

病院では患者の目には触れないところで、しばしば次のような光景が見られます。

 

一日の診療時間が終わった夕刻。大学病院の会議室に、医師が一人、二人と次々に集まり始める。これから大手製薬会社の営業マンによる、新薬の説明会が始まるのだ。

すでに、近くの仕出し屋から大きな箱が2つ運び込まれている。お腹を空かせた若手医師たちが、われ先にと箱に入っているお茶と弁当を取りに群がる。なかには、夜食にでもするつもりなのか、一人で2つ、3つと抱え込むツワモノもいる。もちろん代金を払う必要はない。説明会を行う会社持ちになっているからだ。

営業マンがスライドの準備をしている間に、さっそく弁当箱を開けて食べ始めた若手医師が隣に話しかける。

「またすき焼き弁当ですね。毎週続くと、そろそろ食べ飽きませんか」››

 

製薬会社による、このような宣伝活動は日常茶飯事です。

そしてそこから、医者と製薬会社の“密接すぎる関係”が生まれます。

とはいえ、それくらいの接待で患者への処方薬を決めているの?と疑問に感じる方もいるでしょう。

じつは、アメリカで「無料の食事の提供と薬の処方の関係」に関する前代未聞の研究が行われました。

その結果、この研究で調査された4種類の薬では、無料の食事をもらっているほど、医者が宣伝された薬の処方を増やす傾向が確認されたのです。

しかも、提供された食事の回数が多く値段が高いほど、処方率が高まっていました。

 

この相関関係を日本でも明らかにするため、著者の所属する特定非営利活動法人の「医療ガバナンス研究所」とジャーナリズムNGOの「ワセダクロニクル」は、製薬会社から医師個人に支払われた金銭を調査報道によって明らかにしたマネーデータベース「製薬会社と医師」をインターネット上で公開しました。

 

本書は、このプロジェクトからわかった知見を紹介するとともに、世の中に知られては困る「白い巨塔の金脈」を、すべてバラします。

こちらはその一部です。

 

■薬の値段は適当に決められる

■不利な研究結果は公表されない

■製薬マネーは薬価の算定委員にも渡る

■ノーベル賞で注目「オプジーボ」はなぜあんなに高いのか?

■「処方しないぞ」と寄付金要求

■専門医資格は〝資格ビジネス〟

■ブランド病院に要注意

■製薬会社からあなたの主治医への「謝金」の調べ方

 

こうしてあなたは、高額の〝クスリ漬け〟にされる!

副作用のある薬を一服する前に、「薬のカラクリ」の一読を!

 

小学館新書

『知ってはいけない薬のカラクリ』

著/谷本哲也

 

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