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2019.11.24
世界に210万人以上のInstagramのフォロワーをもつミニチュア写真家・田中達也の新作が登場!『MINIATURE TRIP IN JAPAN』
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〝見立て〟の文化でニッポン再発見!
2011年4月20日から約8年間、毎日SNSでアート作品「MINIATURE CALENDAR」をUPし続けているミニチュア写真家の田中達也。
「MINIATURE CALENDAR」とは、普段あたりまえのように使っている日用品などを、まったく別のものに〝見立てた〟ユーモアたっぷりのアート作品。
誰しも一度は思ったことがあるはずです。
ブロッコリーやパセリが森に見えたり、水面に浮かぶ木の葉が小舟に見えると。
そういったアイディアを形にして、主にジオラマ用の人形と日用品をモチーフに撮影。
日めくりカレンダーのように、毎日HP(http://miniature-calendar.com/)やSNSで更新していることから、「ミニチュアカレンダー」と呼ぶようになりました。
今回、3000点を超える作品の中から日本文化に関するものだけを72厳選。
作品には、日本語と英語の解説文をつけました。
じつは著者のInstagram(https://www.instagram.com/tanaka_tatsuya/)のフォロワー210万人のうち、約7割が外国人。
本書は日本人はもちろん、訪日外国人旅行者にも日本のこと、そして〝見立て〟の文化を知ってもらいたいと考えた意欲作です。
「〝見立て〟という行為は日本文化と密接に関係しているんです。たとえば、「枯山水」は、敷き詰めた砂で海を表わし、そこに砂紋という文様を施すことで荒波やさざ波など、海の表情を伝えています。外国には、〝見立て〟を表す特有の単語がありません。この日本特有の文化である〝見立て〟を、海外の人たちにもっと知ってもらえたら嬉しいです。日本のみなさんにも、きっと新たな発見があると思います。
表紙は〝扇子〟を富士山や夕日に見立てました。なんとなく〝センス〟のいい写真集だな、と感じていただけたら・・・(笑)」(田中達也さん)
毛糸を紅葉に見立てた作品。
色鉛筆のいかだで鬼ヶ島へ向かう桃太郎。
著/田中達也
【著者プロフィール】
たなか・たつや
1981年熊本生まれ。ミニチュア写真家・見立て作家。2011年、ミニチュアの視点で日常にある物を別の物に見立てたアート「MINIATURE CALENDAR」を開始。以後毎日作品をインターネット上で発表し続けている。主な仕事に、2017年NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバック、日本橋高島屋S.Cオープニングムービー、森見登美彦著「熱帯」の装画など。「MINIATURE LIFE展 田中達也見立ての世界」が国内外で開催中。Instagramのフォロワーは210万人超える。
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