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2020.3.18
死に際「いい時を過ごした」と胸いっぱい感じられるように。『定命を生きる よく死ぬための禅作法』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
禅が教える、美しい〝生き方〟、そして〝逝き方〟とは?
著者の枡野俊明氏は、禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得ている人物です。
数々のベストセラー著書を発表してきた人気禅僧が次なるテーマに選んだのは、美しい〝生き方〟と〝逝き方〟。
今をどう生きるか?
そして、どんな死が訪れるのか?
前者は自分でなんとかなりそうですが、後者は誰にもわかりません。
ただ、禅には「心安らかに死を迎える」ための手がかりがあるといいます。
‹‹禅にはよく死ぬためのヒントがあります。それを一つひとつ掘り起こしたのが本書です。読み進まれるうちに、そのどれにも共通しているものがある、ということに気づかれるでしょう。
「これって、全部が〝よく生きる〟ためのヒントじゃないか!」
そう、よく死ぬこととよく生きることは不可分。もっといえば、よく生きることのほかによく死ぬ方法はないのです。
もちろん、多くの財産を築いたり、社会的な地位を得たりすることが、よく生きることではありません。››
書名の「定命(じょうみょう)」とは禅の言葉で、命の長さは生まれ落ちたその瞬間から〝定められている〟という意味。
定命が100年の人もいれば、10年の人もいます。
定められた時間が長くても短くてもその意義は同じ。
では、その中で〝よく生きる〟ためにはどうしたらいいのか?
どうしたら心穏やかに、清々しく逝けるのか?
日ごろの行いや心がけを伝授します。
こちらは本書の内容の一部です↓↓↓
■ 命は預かりもの
■ 人は二度死ぬ
■ 無駄な抵抗はやめる
■ 「長生き」を目標にしない
■ 死の悲しみをどう受けとめるか
■ 年寄りの〝冷や水〟を浴びよ
■ おなかいっぱい食べない
■ 動けるうちは動く
■ 痛みに嘆くあなたへ
人生100年時代といわれ、定まった命が確実に長くなっている現代を、潔く軽やかに生きるための一冊です。
〈目次〉
はじめに
1章 「定命」とはなにか
――預かりものの命を生きる
2章 命を輝かせる「心」の持ち方
――減らす、手放す、受け容れる
3章 「行動」を少し変えてみる
――最期の日までにやっておきたいこと
4章 人生が整う「暮らし方」
――今日を「最高の一日」にする禅的メソッド
5章 身体と対話する
――「体力」より「元気」をつける
著/枡野俊明
【著者プロフィール】
枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年神奈川生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学美術学部環境デザイン学科教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。「禅の庭」の創作活動により、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年「ニューズウィーク」日本版にて、「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれる。庭園デザイナーとしての主な作品に、カナダ大使館、セルリアンタワー東急ホテル日本庭園など。
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