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2020.8.30

コロナ後、最悪の未来に備えよ!『新・仕事力「テレワーク時代」に差がつく働き方』

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キーワード: ビジネス 経済 新型コロナウイルス アフターコロナ 在宅ワーク

コロナ後、最悪の未来に備えよ!『新・仕事力「テレワーク時代」に差がつく働き方』

業績悪化、収入減、倒産、失業・・・

アフター・コロナ時代に「稼ぐ力」

この20年間、先進各国の名目賃金が軒並み上昇しているのに対し、ただ1か国、マイナスなのが日本だ。

1970年代、主要国の中でもトップクラスだった日本の家計貯蓄率も、年を追うごとに下がっている。

株価もまた、世界の中で日本だけがこの四半世紀もの間、低迷。

世界と比べてみれば、〝日本人一人負け〟の状況だ。

そこに追い打ちをかけるように、新型コロナウイルスの影響で、日本経済は甚大なダメージを受けている。

しかし、世界的経営コンサルタントの大前研一氏は、この状況を「千載一遇のチャンス」だと強調する。

「テレワークによる真の『働き方改革』が拡大すれば、日本の労働生産性は飛躍的に向上するだろう。そうなれば『稼ぐ力』が高まり、災い転じて福となすことができるのだ」と。

 

テレワークや在宅勤務が拡大・長期化し、新しい技術や手法が台頭する中で、これまでとは異なる仕事力が求められている。

ポイントは、「場所」と「時間」に縛られずに集中するための工夫や、「集団知」を導くリーダーシップ、そして目標・成果を「見える化」する仕組みなどにある――。

コロナ不況下でも生き残るために、今やるべきことを指南する。

 

«本書はもともと、政府が鳴り物入りで実施した「働き方改革」がいかに的外れで無意味なのかを検証しつつ、これからのビジネスパーソンに求められる能力・条件を解説した単行本『個人が企業を強くする』がベースになっている。今回、新型コロナウイルスが猛威を振るう中で一変した国内外の情勢を踏まえて、最新の話題や見解を【追記】の形で加筆し、さらに新書版まえがき・あとがきを追加した。その一方で、ビジネス情報を中心にまとめていた「『21世紀型ビジネス』とは何か」の章は割愛している。

新型コロナ禍が経済や社会にもたらす影響は、今もって計り知れない。そうした中で仕事を続けるビジネスパーソンが生き残っていくためのヒントが本書には詰まっている。この新書が、今の苦境を反転させるきっかけになることを切に願っている。»

(「新書版まえがき」より)

 

ビジネスパーソンに必要とされる能力や条件を解説した話題書の内容をアップデートしつつ新書化。

著者が提案するコロナ後に世界恐慌が起きた場合の対応策「プランB」とは・・・?

若手・中堅社員から経営者まで必読!「新しい働き方の教科書」。

 

〈目次〉

新書版まえがき――目標を「見える化」できるかどうかがカギだ

 

はじめに――もはや「エクセレント・カンパニー」は生まれない

 

第1章 君たちはどう働くか――間違いだらけの「働き方改革」

1 給与・資産は〈日本一人負け〉状態

2 政府「働き方改革」では何も変わらない

3 「同一労働同一賃金」は誰のためか

4 ICT時代に求められる仕事力

5 「一人」でも世界は変えられる

 

第2章 「エクセレント・パーソン」の条件――これからの人材戦略と教育のあり方

1 「構想力」は鍛えられる

2 人材育成のキーワードは「見える化」

3 自社に必要な人材は「青田買い」すべし

4 社会人に必須の「リベラルアーツ」とは

5 〈稼げない大学教育〉の責任を問う

6 「尖った人間」が企業の命運を決める

 

第3章 公務員こそ「働き方改革」を!――国を貧しくさせているのは誰なのか

1 「人づくり革命」という幻想

2 マイナンバーは全面改修すべき

3 今なぜ「公務員の定年延長」なのか

4 低成長国家・日本でどう生きるか

 

おわりに――「働き方」は自分で決める

 

新書版あとがき――企業も個人も「プランB」の未来に備えよ

 

小学館新書

『新・仕事力

「テレワーク時代」に差がつく働き方』

著/大前研一

 

【著者プロフィール】

大前研一(おおまえ・けんいち)

1943年福岡県生まれ。経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社後、本社ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任し、94年に退社。現在、ビジネス・ブレークスルー(BBT)代表取締役会長、BBT大学学長などを務め、日本の将来を担う人生育成に力を注いでいる。

 

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