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2020.9.7
日本史史上最大のミステリーを完全解読!『邪馬台国は別府温泉だった! 火山灰に封印された卑弥呼の王宮』
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キーワード: 邪馬台国 卑弥呼 歴史 日本史 魏志倭人伝 ミステリー
江戸時代から続くミスリードの呪縛を解く、衝撃の新説!
科学的アプローチで「邪馬台国論争」に終止符を打つ!?
「邪馬台国はどこにあったのか?」
この日本史史上最大のミステリーを巡る議論は、江戸時代にはじまり、これまでも新井白石、本居宣長、松本清張・・・多くの知の巨人が挑んできました。
そして、謎解きは現在もつきることなく、論戦が繰り広げられています。
なぜ、「邪馬台国論争」に参戦する人が後を絶たないのでしょうか?
それは、当時の日本の様子について詳しく書かれた資料が、三国志のなかの魏志の一節「倭人伝」しかないからです。
著者は高木彬光の小説「邪馬台国の秘密」に刺激され、邪馬台国探しに興味を持ち、生命科学や生物工学の研究に従事してきた経験から、「生データを大切にする」科学的アプローチで謎解きに挑みます。
«「道に迷ったら出発点に戻るのが鉄則」と言われます。長年にわたって多くの人達が努力しているにもかかわらず、邪馬台国の位置が一つに定まらないのは、早い段階で道を間違えてしまったからではないでしょうか。
従来の学説では、九州の上陸地である末蘆(まつろ)国を松浦地方(佐賀県の呼子、唐津付近)とするなど、「地名の類似」を重視して「距離や方向」に関する情報をないがしろにするきらいがありました。これに対して私は「出発点」つまり魏志倭人伝に記された「生データ」である「行程記録」を再度検証することから始めることにしました。その結果、末蘆国は必ずしも松浦地方でなくてもよいことがわかり、「魏の使節の上陸地は北九州市・洞海湾沿岸」という結論にいたりました。
〈中略〉
本書では、当時の測量技術についての論考を踏まえて検証し、邪馬台国への行程に関して、従来の説とはまったく異なる、合理的な解釈ができたのではないかと自負しています。»
(本書「はじめに」より)
当時(中国三国時代)の科学技術を再現し、「魏志倭人伝」に書かれた「距離」と「方角」を忠実になぞると、地図上には魏使たちがたどった邪馬台国への道がくっきりと浮かび上がってきました。
そう、邪馬台国は別府温泉だったのです。
さあ、歴史ロマン満載の旅をご一緒しましょう!
〈目次〉
第1章 魏志倭人伝と新井白石の呪縛
第2章 魏の使節の上陸地・末蘆国はどこか?
第3章 末蘆国から伊都国、奴国を経て不彌国へ
第4章 不彌国から投馬国、そして邪馬台国へ
第5章 邪馬台国の王都・別府
第6章 邪馬台国の遺跡は火山の噴火によって埋没した
第7章 女王・卑弥呼の墓はどこに?
最終章 謎はすべて解けたのか
著/酒井正士
【著者プロフィール】
酒井正士(さかい・まさし)
1955年、東京都生まれ。博士(農学)。東京大学農学部農芸化学科卒。株式会社ヤクルト本社中央研究所にて生命科学、生物工学分野の研究に従事。全国邪馬台国連絡協議会会員。
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