一旗上げたい！ 出世したい！ モノを売りたい！

あらゆる分野のビジネスパーソンに贈る、成り上がりのエッセンス！！

土木工事というと、どんなことを思い浮かべますか？

「旧態依然としている」「高齢化が進んでいる」・・・・・・

まさにその通りで、業界に入ってくる人材はバブル期をピークに年々減り続け、若者はほとんど入ってきません。

建築業の許可業者数は1999年から2018年の20年間で13万社以上減少。

受注は自治体からの公共事業がメインですが、その多くを大手企業にとられて、中小企業が苦境に立たされています。

また、業界の「多重下請け構造」で3次請け、4次請けになることも。

工事の絶対数はそれほど増えることはなく、多くの会社が一進一退のジリ貧状態。

その上、折からの原価高騰で先行きが大いに危ぶまれているのが、土木工事業界の実態です。

そんな業界にも「絶対にチャンスがある！」

そう考え、地元・神奈川県茅ヶ崎で土木工事会社を立ち上げ、わずか7年で地域トップに成長させたのが、本書の著者である上原総栄氏です。

土木工事業界が「ジリ貧」の原因は、業界の古い体質にあると上原氏は考えました。

「仕事の段取りが悪い」→「そもそも仕事を急ぐ気がない」→「当然のごとく工期が長くなる」

「原価高騰にもかかわらず、仕事も、見積もりの額さえも、今まで通りの前例主義」

このような状況に対して、上原氏がとった戦略が「3倍速ワーク」です。

「同時並行」と「先読み」から生まれる「3倍速ワーク」で、通常の作業工期を3分の1に短縮。

仕事の質を落とさずにスピードを重視することで、創業1年目の売上が約3億3000万円となり、いきなり地域3番手に！

2年目には4億円を超え、社員4人を雇用し、ダンプ2台、ユンボ1台を購入、オフィスを借りるまでになりました。

6年目には売上が20億円となり、地域No.1の会社へと成長！！

本書では、創業何十年も経っているような老舗の企業が独占する地元の経済財界において、下克上を成し遂げた著者が実践する、独自の経営哲学を、実例を交えながら解説。

土木工事の業界に関係のない、ビジネスパーソンにこそ手に取ってほしい、あらゆる業務に通じる仕事のエッセンスが詰まっています。

こちらは著者からのメッセージです。

「人間の能力にそれほど大きな個人差はありません。誰にだって、成功のチャンスはある。にもかかわらず成果に大きな差が生まれるのは、姿勢や意識の違いでしかないのです。一つひとつ体当たりで問題にぶつかって解決に導くことで、真の実力がついていきます。叶えたい夢があるなら、ラクをしないことが一番の近道。それが私の信念です」

今の仕事で大きな成果をあげたい、起業して周りの同業者が見過ごしたチャンスをつかみ成功したい、そんな熱意と夢を抱いた人々に贈る一冊です。

〈目次〉

はじめに

第1章　不人気・人材不足の業界にこそチャンスがある

第2章　湘南のバイク小僧、夢を持つ

第3章　旧態依然とした土木業界で躍進を遂げるまで

第4章　業界ではありえない短工期を実現する「3倍ワーク」の秘密

第5章　若手のエネルギーを加速させる組織づくり

第6章　ありえない短工期で顧客満足と利益を最大化したプロジェクト事例

第7章　生涯「ハングリー」な経営者として

おわりに

『湘南の元バイク小僧、たった7年で年商25億の社長になる

「3倍速ワーク」で成し遂げた地域No.１土木工事ベンチャーへの道』

著／上原総栄　

【著者プロフィール】

上原総栄（うえはら・そうえい）

1983年、神奈川県生まれ。バイクの板金工を経て土木工事会社に入社し、3年目で現場責任者に抜擢されるなど大活躍。その後、2013年2月に土木工事を手がける株式会社総栄を創業し、代表取締役に就任。瞬く間に同社を成長させ、2020年には累計工事実績が1500件を突破、湘南地域の土木工事業者でトップシェアに上り詰める。同業他社の3分の1という驚異の施工スピードと高い施工品質を両立し、多くの発注者からリピート発注を得ている。冒頭の写真は20歳の著者と当時の愛車の「ハコスカ」（日産「スカイライン」）、「4フォア（ホンダ「CB400FOUR」）。

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