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2022.8.9

思春期の脳は制御不能、マニュアルなしでは【取り扱い要注意】『思春期のトリセツ』

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キーワード: 脳科学 感性分析 思春期 子育て 親子 人間関係 性愛 トリセツシリーズ ベストセラー 黒川伊保子 

思春期の脳は制御不能、マニュアルなしでは【取り扱い要注意】『思春期のトリセツ』

人生の命運がかかる数年間(12〜15歳)に、脳では何が起こっているのか?

「私のトリセツシリーズは、いずれも、〝不可解な相手〟の脳の中で起こっていることを知り、その脳と付き合うためのガイドである」

感性分析の第一人者による、100万部突破の「トリセツ」シリーズ最新刊は『思春期のトリセツ』。

近頃、急に不機嫌になったり、暴言を吐いたりするようになったわが子。

あなたは「トリセツ」なしで上手く扱えていますか?

 

特に、下記のような子育てに心当たりのある方は要注意。

胸に手を当てて、よく思い出してください。

 

・ 「無理、ダメに決まってるでしょ!」とよく決めつける

・ 散らかっていると「すぐに片付けなさい!」と口を出す

・ 他の子ができて、わが子ができないとイラッとくる

・ 寝る時間があったら勉強してほしい

・ 「自分の理想を思い描きなさい」と言っている

・ 「あなたって○○な子ね」とよく言ってしまう

 

12歳までは子ども脳、15歳からは、おとな脳。

12〜15歳の間の3年間は、脳の移行期に当たります。

思春期の脳は不安定で制御不能のポンコツ装置。

そのポンコツ脳で、思春期の子どもたちは受験や初恋、身体のアンバランスなど、様々な困難を乗り越えていかなければなりません。

しかも、この移行期の最後に大人脳が完成してしまうため、親が今までと違う子どもの言動に、いちいち動揺したり、絡んだりしている暇はないのです。

さらに、ここで親子関係に亀裂が入ってしまうと、それが一生モノになってしまう可能性も・・・。

まさに「取扱い要注意」の難しい思春期に、人生の命運がかかっています!

 

«この本は、思春期のお子さんを持つ親御さんや子育て支援者に向けて書くトーンになると思うけれど、実は、思春期真っただ中の若い方にも読んでもらいたい。自分の脳に、何が起こっているのか、知っておくのは、なかなかエキサイティングなことだからだ。

あるいは、小さなお子さんを持つ方にも、ぜひ。思春期に露呈する、いくつかの親子関係の歪みは、幼少期から始まっていたりする。思春期の脳の様子を知っておくと、「振り返っての今」を有効に過ごせると思うから。

そして、はるか昔に思春期を終えた方にも。「あのとき」、自分を襲ったクライシスが何だったのか知るのも、なかなか乙なものである。

 

思春期は、言い方を替えれば、「親と子が、互いを敬愛し合える親友になる」ために用意された、子育ての最終イベントである。ゲームの最後に登場するボスキャラが手強いように、思春期もなかなか手強い。

新生児に3時間おきの授乳をしつつ(親たちは続けて2時間と寝られない)、親たちは子育て戦士になった。その最終決戦である。

愛する子どものために、果敢に立ち上がり、賢く立ち回ろうじゃありませんか。»

(本書「はじめに」より)

 

こちらは本書の内容の一部です。

■ なぜ親は子に「いきなり否定」をしてしまうのか

■ 思春期女子の自己肯定感を高めるセリフ

■ 本当に「大人はわかっていない」のである

■ 子育て中の妻が夫に厳しい理由

■ 思春期の子どもを持つ親、必見のドラマ

■ たまごは完全脳食

■ 性教育、どうする?

■ いい子ちゃん症候群を防止する

■ 夢見る力を手に入れる方法

 

マニュアルなしでは難しすぎる「思春期の取扱い」や「子育てのポイント」を脳の仕組みから解説。

人生で最も過酷な数年間に寄り添う一冊です。

 

〈目次〉

はじめに 「思春期」は子育ての最終決戦

第1章 一分でも早く伝えたいこと 「主語なしNO」からの脱却

第2章 思春期の脳を理解する

第3章 思春期の脳は眠らなければいけない

第4章 思春期の脳に、愛を伝えよう

第5章 思春期の脳の、自我をリストラせよ

おわりに たかだか100年の地球バカンス

 

★ 小学館公式チャンネルにて、特別動画「黒川伊保子 思春期の子育てのツボ」を公開中!

 

小学館新書

『思春期のトリセツ』

著/黒川伊保子 

【著者プロフィール】

黒川伊保子(くろかわ・いほこ)

1959年長野県生まれ。人工知能研究者、脳科学コメンテイター、感性アナリスト、随筆家。奈良女子大学理学部物理学科卒業後、富士通でAI開発にかかわり、脳と言葉の研究を始める。日本語対話型コンピュータや、語感分析法である「サブリミナル・インプレッション導出法」を開発し、マーケティングの世界に新境地を開拓した感性分析の第一人者。著書にベストセラーになった『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』『娘のトリセツ』『息子のトリセツ』など。

 

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