2015年3月、第16回小学館文庫小説賞受賞作品。本作品の受賞決定直後、4月に「屋上のウインドノーツ」で第22回松本清張賞も受賞した注目の大型新人のデビュー作となります。誰もの心に突き刺さる青春の残酷さ、閉塞感……。そして、絶望的孤独の先に見えてくるうっすらとした光。いまを生きる24歳の作者ならではのみずみずしい言葉、空気感、きらめきで綴る新しい青春小説の誕生です。
■この本の推薦者 著者 額賀 澪さん
1990年、茨城県行方郡に生まれる。10歳の時初めて小説を書く。高校卒業後、小説家を目指して日本大学芸術学部文芸学科へ入学。創作やDTPを学ぶ。大学卒業後は広告代理店に勤務しながら創作を続けている。2015年「ヒトリコ」(本作)で第16回小学館文庫小説賞受賞、その2週間後に「屋上のウインドノーツ」で第22回松本清張賞を受賞。