• 落花流水 鈴木るりか著
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定価1,540円(税込) ISBN978-4-09-386634-7
四六判 216ページ

STORY

舞台は、とある地方都市。高校3年生となり、受験生の水咲。
ある朝、町中の尊敬を集める「先生一家」の門前にパトカーが何台も集まり大ニュースに。そこは昔から憧れの的だった、現在通う高校の生物教師の家でもある。水咲といつも一緒の幼なじみ・聖二と愛海も心配で駆けつけるが、手錠をかけられ警察に連行されて出てきたのはなんと憧れの生物教師だった!
その先生は幼い頃から水咲にとって特別な存在。先生をひたすら信じたい一心から水咲はまた別の事件にも巻き込まれてしまい……。
著者が現役受験生として受験勉強と並行して描いた、地方都市在住受験生の青春を描いた初恋小説。読後爽快、リアルな青春を鮮やかに描く。

絶賛の声
「瑞々しくも圧倒的な手応えの現在進行形青春小説。一途な初恋、友情、現実の残酷さとユーモア。全てが咲き誇っています。」あさのあつこさん(作家)
担当編集より

「さすがに、受験生の高3は執筆は無理ですよね」と、2〜3年前から話をしていました。お互い、すっかりそのつもりでした。でも、著者が実際に高校3年生となったある日、「やっぱり小説を書きたい」との連絡が。
「え? 本当に?」最初は半信半疑でしたが、それなら、と『現役受験生が描く受験生の青春小説』を書いてほしい、と提案をしました。現役受験生のナマの感情が詰まった小説を読める機会なんて、ないですから。
そして秋に上がってきたのが、この小説です。大人の私が読んだ最初の感想は目からウロコ、でした。令和の受験生は新しい! とてもかわいい初恋小説であり、思わず笑顔になる青春小説。
そしてご報告ですが、その後、自身の受験では、無事、志望校に合格し、はれてこの春からは大学生になります。

著者プロフィール
  • 鈴木るりか(すずき るりか)

    2003年、東京都生まれ。
    小学4年、5年、6年時に3年連続で、小学館主催の『12歳の文学賞』大賞を受賞。
    2017年10月、14歳の誕生日に『さよなら、田中さん』でデビュー。10万部を超えるベストセラーに。韓国や台湾でも翻訳される。
    2018年『14歳、明日の時間割』、2019年『太陽はひとりぼっち』、2020年『私を月に連れてって』を刊行。

既刊
[小学館文庫]さよなら、田中さん
星に願いを
落花流水
私を月に連れてって
太陽はひとりぼっち
14歳、明日の時間割
さよなら、田中さん
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