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2016.1.27
連続ドラマ絶賛放映中! 人生には忘れられない"食"がある。 『鴨川食堂いつもの』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
連続ドラマ化記念、シリーズ初の文庫書き下ろし。
京都・東本願寺近く、鴨川 流、こいし親娘が営む看板のない食堂では、"思い出の味"を探してくれるのだという。父の流は料理人、娘のこいしは鴨川探偵事務所所長。今日も鴨川食堂には、思い出の味を求めてワケアリのお客がやってきた。
第一話
かけ蕎麦――物事の秘伝というものは、他人に知られないことにより、最大の効果を発揮する。能楽師の家を出てダンサーになった片岡左京に、父が伝えたかったこととは?
第二話
カレーライス――食にA級もB級もありまへんけど、人間にも一流も三流もありまへん。結婚に反対し続けた父・松林信夫へ、結婚を控えた娘からのメッセージ。
第三話
焼きそば――わたしの人生を変えてしまったあの日に、気持ちだけでも戻りたい。元ピアニスト・前崎弓子に、元カレがつくってくれたソウルフード。
今はなきあのお店の名物料理を、もう一度食べたい、大切な人と食べたあの味、あのかけがえの時間を取り戻したい。おまかせ料理+思い出の一食からなる人情劇×謎解きミステリー。一品一品丁寧に描写された和食のおいしそうなこと! 全六話、読めば読むほど、心に沁みわたる飽きのこないテイストです。
「柏井 壽氏は、数々のTV番組や雑誌の京都特集を監修し、京都ガイドやエッセイの著作は、どれもベストセラーとなっています。本作は、誰もが必ず持っている食の思い出を、京都という「おもてなし」の街の空気に乗せた、涙なしでは読めない温かな物語です。読んだあと、家族の食卓、父の背中、母の手料理を必ず思い出すはずです」(担当編集)
NHK BSプレミアムにて毎週日曜よる10時から放映中【全8話】
著/柏井 壽
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