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2016.1.28
日本を救うために、一部の市町村を他国にレンタルしてみては? 『日本逆植民地計画』
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衝撃的な書籍タイトルだが、著者・橋爪大三郎氏は至極本気だ。「ニッポンを救おう。何としても、救おう」。本書には、そんな思いから生まれた、日本を活性化させる8つのアイデアが記されている。
「ダブル首都」
「百年マンション」
「太陽熱発電」
「どこでもトーク(即時自動翻訳器械)」
「無人自動車」
「潜水商船隊」
「新食糧」
そして・・・、
「日本逆植民地計画」
「日本逆植民地計画」とは、海外の国と日本政府で「逆植民地」契約を結び、日本の一部市町村を相手国の逆植民地として貸し出すというもの。法律と制度の組み合わせでできる、社会学的アイデアだ。集団で安心して生活しやすい地域をつくることで、日本に優秀優良な外国人を大量に呼び込み、生産人口を増やし、日本経済を一気に活性化させる。
「経済の専門家は、データやモデルをいじくるばかりで、未来を語ることを忘れている。政治のプロは、将来のビジョンを語るパワーを失っている。いま必要なのは、これからこうしたい、こうすべきだ、という構想である。提案である」
練りに練られた革新的提言は、ハッとさせられるものばかり。日本の将来について、国民全体が本気で考えなければ、この国は沈んでいく。未来への危機と希望を掻き立てられる一冊だ。
著/橋爪大三郎
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