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2016.2.5

やりたくないならやめません? 不思議な組織"PTA解体新書" 『PTA、やらなきゃダメですか?』

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やりたくないならやめません? 不思議な組織"PTA解体新書" 『PTA、やらなきゃダメですか?』

 もし小学校の新米PTA会長がドラッカーの「マネジメント」を読んだら・・・?

 

 PTA活動の経験もないのに、いきなり「会長」を打診された著者の山本浩資さん。理由は「ほかにやる人がいないから」。そろそろ地域の役に立つことがしたい、と思っていた山本さんは思い切って引き受けましたが、その気持ちはすぐに後悔の念へと変わります。ほぼ毎週入っている「会長」としての予定に愕然! 「大人の学芸会」のような総会にも違和感あり! けれども山本さんは投げ出しませんでした。PTAの歴史や内情を調べ、「誰かが変えなければ、この不幸の連鎖は続いていってしまう」と思い、改革に着手します! そのヒントになったのがドラッカーの『マネジメント』です。

 

「自動的に加入させられた」

 

「会費を強制徴収された」

 

「6年間で一度は委員をやれと言われた」

 

 本来、PTAへの加入は義務ではないはずなのに、前例と慣習から渋々従っていた保護者たち。でも、山本さんは"ハッピーなPTA"を目ざし、『マネジメント』を参考にして、ひとつひとつの問題点をクリアにしていきます。そして、ついには不平・不満の源だった委員会と「お手伝い」、ついでに役員会まで廃止。PTAを解体して、自由参加のボランティア制にしてしまいます。

 

 "PTAの実態"と"脱PTAのススメ"について徹底解説された本書は、現在PTAに関わっている人にはもちろん、親や教育関係者、町内会で活動している方など、多くの人の参考になるはずです。

 

 

"世の中のちょっとした不思議"に切り込む第2弾

『PTA、やらなきゃだめですか?』

著/山本浩資

 

 

あわせて、これも読みたい!

『"町内会"は義務ですか? ~コミュニティと自由の実践~』

"世の中のちょっとした不思議"に切り込む第1弾。なんの気なしに、引き受けてしまった「町内会」。ところが、日々忙殺されてしまい、にっちもさっちもいかなくなり・・・。2014年10月発売以来のロングセラー(現在5刷)。 この世の中にはびこる「やりたくない」と思っているのに、「仕方がないこと」だと思考停止していた物事について、考えるきっかけになる一冊。

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