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2016.2.12
世間の常識は脳科学的には非常識! 200名以上の発達障害児の脳機能を改善した方法とは? 『発達障害の改善と予防』
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フジテレビの人気番組『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)に出演し、話題沸騰の脳科学者・澤口俊之さん。実は彼の専門は認知脳科学、霊長類学で、前頭連合野(前頭前野)を中心に研究。「生まれつきなので改善できない」。保護者がそう思い込んでいた200名以上の発達障害児の脳機能を改善してきました。
「発達障害は脳機能障害です。したがって、障害ないし低下している脳機能を適切な方法で向上させれば、発達障害は改善します」。澤口氏によると、改善にもっとも適しているのは、4~6歳。脳科学の飛躍的な進歩もあって、生誕から成人までの脳の発達過程がかなりわかってきたそうです。8歳未満(特に6歳以下)の脳は成人の脳のミニチュア版ではなく、独特な構造になっており、未熟で脳のいろいろな機能が未分化。だから、8歳以降では発達障害の改善は難しくなるといいます。
発達障害が増加傾向にある中、さまざまな誤解や、エビデンスのないネット情報、これを機に商売にする人たちなど、発達障害をとりまく状況は混迷の一途をたどっており、「これではマズい」という思いで、澤口氏が執筆したのが本著『発達障害の改善と予防』です。障害児をお持ちの親御さんや発達障害に関わる人たちにはもちろん、これから子どもをもつ人たちにも読んでほしい良書です。
「澤口俊之さんの、脳科学者としての真摯な取り組みが、渾身の1冊にまとまりました。実際に人間性脳科学研究所で脳機能の検査・改善に取り組んだ実例紹介や、保護者インタビューも掲載。澤口さんとの面談の実際も部分的に公開。現在、世界的に見ても、これほどエビデンスのある、明らかな改善方法はない、と言っても過言ではありません」(担当編集)
著/澤口俊之
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