お知らせ
2016.2.25
「セックスレスになったカップルは別れます」。出生率2.01、婚外子54.8%、事実婚革命を起こしたフランス人の"愛"と"SEX"と"子育て"の秘密大公開! 『フランス人は「ママより女」』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
フランス人はあまり結婚しませんが、子供をつくります。
フランスの女性は仕事をしますが、子供をつくります。
フランスの2010年の出生率は2.01(ヨーロッパ全体では1.6)、婚外子は54.8%、平均出産年齢は30歳、年間結婚数は減少傾向、加えて年間SEX回数1位になったことも・・・。その理由はいったいどこにあるのでしょう? 日本とフランスの架け橋として生きるジャーナリスト、ドラ・トーザンさんがフランスの"愛"と"SEX"と"子育て"ついて、徹底解説します!
深刻化する日本の少子化問題。さまざまな対策が立てられていますが、ほとんど効果がなく、出生率は落ち込むばかり。一方、先進国として同じ悩みを抱えていたフランスは、1994年に1.66まで下がった出生率が2010年には2.01まで回復しました。GDPも世界5位にまで復活し、先進国では類をみないベビーブームが続いています。恋に、仕事に、子育てに、人生を楽しめる仕組みを作り上げてきたフランス。ドラさんによると、フランスと日本の「社会システム」「経済バランス」「ライフスタイル」の根本的な違いは、"愛(アムール)の形"によるものなのだという。
(リラックスしたいとき、何をしますか?の問いにいちばん多かった回答)「彼とセックスする!」
「フランス人にとってアムールとセックスは切り離せません。スキンシップもアムールのうち。だからセックスレスになったカップルは別れます」
「結婚にこだわらない。子どもができて事実婚でもいいじゃない?」
「親が別れても、子どもはママとパパと今のパートナー、みんなで育児」
「35歳で高齢出産なんてとんでもない。フランスは40代もベビーブーム」
フランスでは今、結婚していないカップルが全体の半分以上。著者自身もプロポーズを何度も断り、結婚を選ばない人生を送っています。日本には日本のよさもあると思いますが、「働く女性ほど子どもを産む」「主婦が消えて子どもが増えた」「嫡子と婚外子の権利は平等」など、フランスの愛の形や構造改革には学ぶことが多くありそうです。
小学館文庫
著/ドラ・トーザン
2011年に出版された『ママより女』に最新の統計を反映させて改訂、加筆して文庫化。文庫化に際して、故・渡辺淳一氏と愛の形を徹底的に議論した対談「アムールなき人生は意味がない 日本女性よ、"事実婚革命"を起こそう!」を掲載。
関連リンク