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2016.4.8

何をしたらいいかわからない若者と、人生これで終わりなのかなと思っている大人に! 『みんなに必要な新しい仕事』

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何をしたらいいかわからない若者と、人生これで終わりなのかなと思っている大人に! 『みんなに必要な新しい仕事』

Googleインパクトチャレンジ:グランプリ【WomenWill賞】(Google株式会社・2015年)

東京都女性活躍推進大賞・優秀賞〈地域分野〉(東京都・2015年)

 

 産前産後の女性とその家族に向けての、斬新な取り組みで今、注目の『マドレボニータ』は、「美しい母がふえれば、世界はもっと良くなる」をキャッチフレーズに「子育ての導入期」という最も不安定な時期にある女性の心と体の健康をサポートしているNPO法人。1998年より活動を開始し、現在は全国60か所以上で「産後のボディケア & フィットネス教室」を開催するほか、産後の心身の実態調査報告書『産後白書』シリーズ発行など広く社会に向け産後ケアの重要性を発信しています。

 

 立ち上げたのは、当時25歳、無職のシングルマザーだった吉岡マコさんです。

 

「乳飲み子を抱えた無職のシングルマザーが半径50センチからスタートした活動が、人の人生にまで影響を与えることになった。スタートからそれを目指していたわけではない。最初の一歩は、小さな一歩だった。時が過ぎると忘れられがちだが、振り返ると、小さな一歩から奇跡の積み重ねによってここまで運ばれてきたということが浮かび上がる」

 

 自身の出産で実感した「心身共にぼろぼろとなった、産後の女性への公的ケアがなにもない」という問題を解決すべく、吉岡さんはNPOマドレボニータを立ち上げました。本著ではそんな彼女の半生を振り返ります。

 

 シングルマザーの苦悩、ワーキングマザーの壁、産後プログラムの開発、パートナーとうまくやっていくコツ、社会企業家になるためには?・・・いまの社会に必要なものに気づき、私たちは皆、社会をより良く変える力を持っていると思わせてくれる一冊です。

 

「担当編集者の私自身も、著者・吉岡マコ氏のマドレボニータ産後教室の卒業生で、1歳と4歳の2児の働く母です。

 産前のように長時間働けない自分を不甲斐なく思いながら、ダッシュで退社し保育園に迎えに行く毎日です。けど、そんな時間の余裕のない毎日でも、マドレの教室で問われていた「自分はどうしたいのか?」を思い出すと、『仕事も子どもも大切だ。葛藤があってもやり続けるんだ』という、シンプルな答えに立ち帰れます。

 吉岡マコ氏の言葉は、力強いけれど、押し付けがましくない。優しいけれど、聞き手の依存は受けつけない。その良さを自分(とマドレボニータ卒業生のみなさん )だけにとどめておかずに、産前産後、老若男女問わず、たくさんの方に知ってもらいたいと思い、この『みんなに必要な新しい仕事』は生まれました」(担当編集)

 

『みんなに必要な新しい仕事

東大卒25歳、無職のシングルマザー、マドレボニータを創業する』

著/吉岡マコ

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