約500万人！

　前年比107％！

　これは2015年に、日本を訪れた中国人の数です。家電量販店、デパート、観光地・・・どこに行っても、中国人観光客が目立ちます。この数字を見ると、中国では「反日」をアピールする半面、実のところ、彼らは「日本の環境や日本製品が大好き！」で「日本人への憧れ」を抱いていることがわかります。

　巷では"中国の脅威"を煽る書籍が多く並んでいます。しかし「習近平政権は人民の怒りに脅えている」現状があり、「強い中国」を看板に掲げてはいるものの、実際には中国国内は「カオス(混沌)」状態で、厳しい競争に晒され、人々の相互信頼は弱まっているのです。だから、中国人は、本当は「誰も信用できず」、「日本に追いつけないという苛立ち」が募っており、それが"威嚇行動"につながっているではないでしょうか？

　そういった中国の現状を踏まえ、月刊誌『SAPIO』で好評だった中国関連の記事を集めました。櫻井よしこ氏、井沢元彦氏、兵頭二十八氏ら豪華執筆陣が中国の現実をあぶり出す！！

　1章では、中国人が日本にどのような感情を抱いているかをまとめました。

・　中国は100年間日本を模倣し続ける「劣化コピー国家」だ

・　「もう中国製には戻れない！」日本製品依存症が急増中

・　中国人旅行者が感激した「日本人のここが凄い！」ベスト8　ほか

　2章では、歴史問題から尖閣諸島問題に至るまで、中国共産党が次々に繰り出している日本批判の「嘘」を明らかに！ 中国の最新"反日戦略"とは？

・　櫻井よしこ×井沢元彦対談　「中国の『大嘘の祭典』に屈してはならない」

・「中国人慰安婦30万人説」が登場　ほか

　3章では、『SAPIO』誌で大きな話題となった「習近平・6回の暗殺計画」や「腐敗官僚の国外逃亡」など、共産党政権が崩壊前夜に陥っていることをレポート！

・　すでに6回も命を狙われていた！

・　中国政府の発禁本「習近平はヒトラーと同じ末路を辿る」

・　高級官僚の国外逃亡が止まらない　ほか

　4章では、1～3章を踏まえ、日本は今後の中国にどのように対峙していくべきか、対策を論じています。

・　アジアの人々から届いた悲痛な叫び

・　なぜ世界から日本は信用され中国は信用されないのか

・　兵頭二十八「『軍学』の復権を提唱する」　ほか

　本書を読んでいただければ、中国人の「顔」と中国の「本当の大きさ」が見えてくるはずです。

『本当は気が小さい中国人』

編／SAPIO編集部