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2016.11.4

現在102歳笹本恒子さんが東京国際映画祭レッドカーペット登壇! 『好奇心ガール、いま101歳』の著者

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現在102歳笹本恒子さんが東京国際映画祭レッドカーペット登壇!  『好奇心ガール、いま101歳』の著者

 日本人初の女性報道写真家であり、今も現役で活動する笹本恒子さん。長生きのエネルギーは“欲張り”なこと!

 

 11月1日、「第29回東京国際映画祭」において『笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ』が特別上映され、上映後、主役の1人である笹本恒子さんが登壇。監督の河邑厚徳氏、音楽を担当した加古隆氏とともに舞台挨拶を行ないました。

 笹本さんは、1914年生まれの102歳。現在リハビリ中のため車椅子を利用しているものの元気で、黒いハット姿で登場。「思いがけないことになりましてドキドキしております。100歳まで生きていて幸せです。

 今は102歳になってしまいましたけれど。もっと美人だったら(映画制作の)スタッフもうれしかったのではないかと思います」と、ユーモアを交えながら心境を語り、会場を沸かせた。

 

舞台挨拶:河邑厚徳監督、音楽を担当した加古隆氏とともに。(C)2016TIFF

 

 伝説のジャーナリストむのたけじ氏とドキュメンタリー映画で主役をはる

 

 映画『笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ』は、笹本恒子さんと去る8月に惜しくも亡くなられた伝説の新聞記者・むのたけじさん、その存在自体が奇跡のような二人を追い続けたドキュメンタリー映画。

 カメラとペンを手に大正・昭和・平成という激動の時代を生き抜き、100歳を超えても現役であり続ける二人。その生きる姿は、世界一の超高齢化社会に突入し、いかに生き、いかに死ぬかが時代のテーマになった日本において、若者から熟年まで多くの者に励ましと希望を与えることだろう。

 映画は2017年6月、東京都写真美術館ほか全国で順次ロードショー公開される。

 

 その半生と100歳を迎えてからの暮らしを記した書籍を続々刊行中!

 

 96歳にして実年齢を公表した笹本さんは、再び世の注目を集め、そのライフスタイルを紹介する本を続々刊行している。なかでも『好奇心ガール、いま101歳』には波乱万丈の半生や100歳を迎えてからの暮らしぶりをはじめ、老いてもなお魅力的に生きる秘訣が詰まっている。

 「老いてなお 艶(えん)というべきものありや 花は始めも 終わりもよろし」(斎藤 史) 

 老いてもなお枯れず、艶を持ち続けたい。いくつになっても好奇心を忘れずに、どこにいても自分らしく生きたい。こんな笹本さんの心がまえは、“アラハン”を迎えても幸せに暮らすためのヒントになるに違いない。

 

小学館文庫 『好奇心ガール、いま101歳』

『99歳、現在進行形ね。』

『好奇心ガール、いま97歳』

写真集 『恒子の昭和』

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