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2017.5.6
病床が不足して死に場所がなくなる2025年問題を前に。『わが家で最期を。家族の看取り、自分の"そのとき"に後悔しない50の心得』
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キーワード: ヘルスケア 終活 医療 2025年問題
横須賀市を在宅死率全国1位に導いた医師が語る、
わが家での命のとじ方
2016年に神奈川県横須賀市を
在宅死率全国1位(*1)に導いた医師・千場 純先生。
(*1 厚生労働省発表。人口20万人以上の都市で全国1位)
その在宅看取りの様子は、
NHK「特報首都圏」、TBS「報道特集」、朝日新聞「ひと」欄、
讀賣新聞「ヨミドクター」などで報道され、話題になりました。
人生の最期を、どこでどのような形で迎えるのか。
病室ではなく住み慣れたわが家で、安らかに最期を迎えたい。
それは多くの人が共感することでしょう。
かつての日本には「看取りの文化」があったと千場先生は云います。
‹‹死に往く人を家族が看取り、臨終の知識や技術、作法は、
家や地域社会の中で受け継がれていきました。
家で死ぬのはあたりまえのことでしたから、
身近な年上の人たちが"命の限りを尽くす間際"もまた、
シッカリと見せてくれて、遺された者はそれを学び、
自分の死をイメージできたと思うのです。
しかし、病院医療が飛躍的に普及して
医療機関での死があたりまえになり、
そんな「看取りの文化」はすたれてしまいました。››
多くの人が本意ではない最後の日々の過ごし方を強いられている今、
納得のいく最期をわが家で迎えるためには、どのような心得が必要なのか。
千場先生は大学病院などを経て、
この20年間は横須賀市で「看取りを行う在宅診療医」として
地域医療と在宅医療、在宅看取りの普及に尽力。
そうして、立ち会った1000人を超える患者さんの
"生きざま"と"死にざま"から教わった大切なことを
伝えるのは今しかないと本書を上梓しました。
わが家での看取りは病院よりお金がかからない。
家族に迷惑をかけずにひっそり死ぬという考えこそ、実はいちばん迷惑。
ちゃんと家で亡くなれば、警察沙汰にならない。
ひとりで死ぬことと、さみしく死ぬことは違う。
長生きすると、ご褒美がある。
「あの世」はあると思ったほうが人生を終いやすい。
など、わが家で命をとじるには、知らなかったこと、意外な事実がいろいろあります。
本書は、わが家で安らかな最期を迎えるために役立つ身近なQ&A集。
“終活”が気になりはじめた中高年の方や、そのご家族に読んで欲しい、
「人生の終【しま】い方心得帖」です。
著/千場 純
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