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2017.4.27

30代のダメ男と壊れかけの男の子ロボットの「ポンコツコンビ」が繰り広げる、抱きしめたいほどせつなくてかわいい友情物語『ロボット・イン・ザ・ガーデン』

この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。

30代のダメ男と壊れかけの男の子ロボットの「ポンコツコンビ」が繰り広げる、抱きしめたいほどせつなくてかわいい友情物語『ロボット・イン・ザ・ガーデン』

AIロボットとダメ男の心あたたまる友情物語

 AI(人工知能)の開発が進み、家事や仕事に就くアンドロイドが

日々モデルチェンジする近未来を舞台に、

妻に三行半を突きつけられた30代のダメ男(無職)・ベンと、

壊れかけの旧型AIロボット・タング(推定2~3歳の男児)の珍道中を描いた

友情物語『ロボット・イン・ザ・ガーデン』!

この可愛いロボット・タングにやられた!! という人が続出。
 
《ロボットは高さが一三〇センチ弱、幅はその半分くらいで、

 金属製の四角い胴体と頭で構成され……

 衣類乾燥機の排水ホースにスプレーで色をつけたような、

 短い足と短い腕があり、その先に板状の足と、

 老人がよく持っている、先が二股になっていて、

 手の届かない場所にあるものを掴めるマジックハンドの

 先端みたいな手がついていた。要は学校の工作作品みたいなのだ。》
 
ある朝ベンの自宅の庭に現れたタングは、

古ぼけた「昭和風味」のロボット、しかも故障中ときている。

言葉はカタコト、人間の役に立つどころか「やだ」「何で?」をくり返し、

まさにイヤイヤ期まっさかりの子どものようなふるまいでベンを振り回していく。

しかし、ほかのアンドロイドにはない「何か」をタングに感じたベンは、

彼を直してくれる人を探すべく、一緒にサンフランシスコ、東京、そしてパラオへと旅をする。

ベンは「魔の二歳児」みたいなタングと過ごすうちに、ダメダメだった自分自身とも向き合うようになり、

タングもまたベンという相棒を得て、人間の子どものようにどんどん成長。

そして、タングの「出生の秘密」が明らかになっていく……
 

酒井駒子さんのイラストによるカバーと手作りロボットの書店展開が大好評!

ダダをこねたりかんしゃくを起こしてベンを困らせるけれど、

怖いときにはベンの足にしがみつき、うれしいときには足を踏みならして喜び、

やがてはベンの役に立ちたいと「お手伝い」までしてくれる健気なタング。

このタングのかわいさを具現化してくれたのが、

『よるくま』などで大人気の絵本作家・酒井駒子さん。

ちんまりと庭にたたずむタングを繊細なタッチで描いたカバーイラストが評判です。

書店店頭に置かれた「手作りタング」が口コミでじわじわと人気をよび、

ついに発売から10か月で11刷5万部! そして、第8回エキナカ書店大賞受賞!

そして専門部隊(?)によって増産された「タング」160体が全国の書店に!!

お近くの書店でボクたちをみつけてください!!!

 
 
「映画化希望!」との声をたくさんいただいてますが、

すでにベルリン国際映画祭でも「映画化したい一冊」に選ばれています!

かわいすぎるタングが大スクリーンで活躍する日を前に、ぜひとも一読していただきたい一作!!

なんとそれに先立ち日本ではラジオドラマ化が決定しました!

5月6日(土)NHKラジオ「FMシアター」(22:00~)にて、60分で放送予定です。

GW終盤の夜、悶絶するほど可愛いタングの声に、ぜひ癒やされてください。

小学館文庫 『ロボット・イン・ザ・ガーデン

著/デボラ・インストール、訳/松原葉子

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