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2017.6.27
注目を集める在宅医療のすべてが分かる!在宅看取り1000人以上の名医が伝える『なんとめでたいご臨終』
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キーワード: 在宅介護 在宅医療 終活 医療 ヘルスケア
室井滋さん、上野千鶴子さんも大絶賛!
現在、75%の人が病院で死を迎えています。
はたしてそれは本人の望んだ「人生の終い方」なのでしょうか。
本当は最期まで住み慣れた家で過ごしたいと思っていながら、「そんなの、できっこない!」とあきらめているケースがじつは多いのです。
しかし今、介護保険制度ができたことや在宅医療の質の向上によって、ひとり暮らしでも、お金がなくても、ご家族に介護力がなくても、「最期まで家にいたい」という願いは叶う、と日本在宅ホスピス協会会長・小笠原文雄さんはいいます。
小笠原さんは1989年に岐阜市内に小笠原内科を開院して以来、在宅看取りを1000人以上、ひとり暮らしの看取りを50人以上経験。
本書には、「退院したら5日の命」と余命宣告をされながら、5年経った今も元気に過ごす患者さんや、「今がいちばん幸せ」と話す末期がんの患者さん、離れて暮らす孫の到着を待つように息を引き取った患者さん、大切な人を看取った直後にご遺体を囲み、「笑顔でピース」するご家族など、常識では考えられないような奇跡のエピソードがたくさん登場します。
にわかには信じられないという方は、ぜひ本書に掲載した、たくさんの「笑顔でピース」の写真をご覧ください。下記は、余命3か月を宣告された35才の女性が、2人の幼児を残して旅立つ苦しみを乗り越えて目の輝きと笑顔を取り戻し、著者(一番左)らと「笑顔でピース」する写真です。
著者はあとがきでこう述べています。
‹‹“最期までここで暮らしたい”という願いが叶い、自然の摂理の中で「希望死・満足死・納得死」ができた時、ご遺族は離別の悲しみで涙を浮かべながらも、笑顔でお別れをします。(中略)「ご愁傷さま」ではなく「笑顔でピース」。今の日本の常識では考えられないかもしれませんが、「笑顔で死ねる、笑顔で看取れる」としたら、なんとめでたいご臨終でしょう。››
女優の室井滋さんは「何回も何回も泣いて、元気と勇気がわいてきました」、
社会学者の上野千鶴子さんは「私たちが本当に知りたい、〈医者は私たちに何をしてくれるのか〉
ということが、洩れなく書いてある」と大絶賛する本書!
悲しく辛いばかりではない、旅立つ人も見送る人も満足な死に方は確かにある、と驚嘆すること請け合いです。
ひとたび読めば、みなさんもきっと「自分もこんなめでたいご臨終を迎えてみたい」、と思うに違いありません。
その他、玉石混淆の在宅医療の現状、抗がん剤治療の問題点や告知の大切さ、
在宅医療にかかるお金や誤嚥性肺炎についてなど、最新のトピックも満載!
生きているうちに必ず読んでほしい! 希望と元気を与える一冊です。
『なんとめでたいご臨終』 著/小笠原文雄
【著者プロフィール】
小笠原文雄(おがさわら・ぶんゆう)
1948年岐阜県生まれ。医学博士。日本在宅ホスピス協会会長。岐阜大学医学部客員臨床系教授。73年名古屋大学医学部卒業。名古屋大学第二内科(循環器グループ)を経て、89年に岐阜市内に小笠原内科を開院し、院長を務める。以来、在宅看取りを1000人以上、ひとり暮らしの看取りを50人以上経験。がんの在宅看取り率95%を実践している。共著に『上野千鶴子が聞く 小笠原先生、ひとりで家で死ねますか?』(朝日新聞出版)がある。
★ 「なんとめでたいご臨終」講座開催!
小笠原文雄先生が7月17日、「なんとめでたいご臨終の迎え方」をテーマに、小学館で講演会を開催します。注目を集める「在宅医療」の奇跡と「いのちの不思議」についてお話し頂く予定です!
詳しい内容は『小学館カルチャーライブ!』のサイト(https://sho-cul.com)をご覧ください。
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