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2017.12.4
高田郁さん(作家)推薦!〝あやかしエンタメ〟開幕!!『たまうら ~玉占~』
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キーワード: 時代 小説 あやかし 猫
あなたの心を柔らかくする新たなベストセラー誕生!?
「本作が、迷える旅人にとって、
夜の星の明かりのように道しるべとなりますように」――著者・星乃あかり
「玉占~たまうら~」。
壺の中の玉が5人の運命を変えていく・・・。
昔も今も、人の悩みはつきぬもの。
藁にもすがりたい人々の間で、ある噂が流れていた。
「玉占~たまうら~」という行燈を掲げて、どこからともなく現れる不思議な老婆が、どんな望みもかなえてくれるというのだ。
「あんた、迷いを晴らしたいんだろ。いくら出せるかね?」
鍵を握るのは、まるまる太った金色の瞳の猫と、青い複雑な模様の描かれた白い大きな壺。
「この壺の中の玉をひとつ選ぶのさ。ほれ、試しに引いてごらん」。
玉の導く運命は?
地獄から「もう来るな」と言われた業突(ごうつ)く占い婆さんの真の目的は・・・?
●第一話 「みれん玉」
おみつは、三味線の稽古場で出会った京さんに惹かれている。京さんからもらったかんざしをなくしてしまったおみつは、占い老婆から「えにし玉」を渡される。
●第二話 「やっかい玉」
おこうは、女主人お種の営む一膳飯屋・亀屋で働いている。浮いた話一つなく暮らすおこうに、占い老婆は「すかれ玉」を手渡す。
●第三話 「びびり玉」
俵兵衛は、若殿から命じられた難題に、困り果てていた。解決の糸口が見つからないところで、占い老婆に出会い「肝っ玉」を借りる。
●第四話 「忘れ玉」
正太は小間物屋の一人息子だが、記憶力が良くない。道に迷った正太の前に占い老婆が現れ、「覚え玉」を差し出す。
●第五話 「よくばり玉」
団子屋で働きながらつましく暮らすしているトメには、毎日の楽しみがない。そんなある日、占い老婆から持っているだけで金が入り込んでくるという「あきあき玉」を借りた。
玉に導かれて運命が転がりだした5人の物語。
不思議な老婆に出会ってしまった5人の行く末は、幸か? 不幸か?
それぞれの登場人物たちの選択に、人生で大事なこととは何か、と気づかされます。
ページをめくるごとに、吸い込まれていくような魅力をもったエンターテインメント作品。
愉しく読めて、
ままならぬ
浮き世も
楽になる。
これぞ〝あやかし〟エンタメの隠し玉!
――高田郁さん(作家)推薦!
小学館文庫
著/星乃あかり
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