佐藤愛子さん コメント
-
草笛光子さんには50年ほど前に対談でお目にかかったことがあり、その際、お互い別れた夫の悪口を言って大いに盛り上がったのを覚えています。
今回、映画化にあたって、実に久し振りに二度お目にかかりましたが、相変わらずお綺麗で、私とはまるで違う。私はあんな上品じゃありませんからね。
この厄介な私を演じるなんて、大変だなァ、気の毒だなァと同情申し上げたい気持ちでいっぱいです。
-
九十歳を過ぎ、『晩鐘』という小説を書いた後は、もう私の胸の中にあるものを総ざらえで出し切ったと思って、毎日ぼんやり過ごしていたんですが、そんな時に女性セブンから連載エッセイの依頼がありました。
-
特に新しいことを考えて書いたわけでも、何か特別な思いを込めたものでもなく、相も変わらず憎まれ口を叩くという、そんな気分でしたかね。私はいつも自然体を心がけているだけです。
- そんな『九十歳。何がめでたい』を原作にして、どんな妙ちくりんな作品が出来上がるのやらと楽しみにしています。
草笛光子さん コメント
-
あっという間に90と言う数字が目の前にやってきました。
みなさんに「90歳おめでとうございます」と言われるので、私90歳? なんですよね? 笑
-
毎日、老いと闘っていますが、90歳と闘ったら損。闘わないように受け入れて90歳を大事に生きてみようと思います。90歳は初めてで最後、大事な一年を大事に生きます。
-
そんな年に佐藤愛子先生を演じることになり、「まさか! とんでもないことになりました!」という想いです。
- 佐藤愛子先生の明快に物事をおっしゃる作品は、とても気持ちが良いと思っていましたので、そのリズムを軸にして演じたいと思っています。
- いよいよクランクインを迎え、大変なことですが、私は私なりに正直に一生懸命やります。
大事に演じ大事に生きます。