編集・出版社営業・書店員・翻訳者が[ロボット・イン・ザ・ガーデン]を語ってみた。
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酒井さんの描いたタングにジャケ買い多数!
イギリスよりも日本で売れてるんですか?
はい、お蔭さまで5万部を越えました。
いまどき無名の書き手の翻訳ものが文庫とはいえ5万部いくなんて奇跡ですよね。なんだろう、やっぱり表紙の力とそしてタングの魅力なのかしら。
表紙の力は大きいですね。感想も、カバー画でジャケ買いしたという人が圧倒的です。これはもう、酒井駒子さんの力ですね。
表紙から伝わってくる雰囲気と、実際のストーリーのギャップが全然ないですもんね。
タングの容姿って、もう表紙のあの姿以外は考えられない。
酒井さんの描く子どもや動物ってとても可愛いけど、可愛いだけじゃない、寂しさとか切なさとか懐かしさもちょっとずつ混じっている気がしません? そこが、この作品にぴったりだったな、と原画を頂いてから思いました。
この作品も、コメディやハートウォーミングものや、SFやヒューマンストーリーや、色んな要素がグラデーションになっている気がしますが、そんなところが酒井さんの絵の持つ奥深さにも合ったのかも知れませんね。
でも、超人気作家さんなので、まさかOK頂けるとは思いませんでした。ゲラを読んだ上でのご判断だったので、これもまさにタングの力ですね(笑)。
5万っていう数字も立派なんでしょうけど、僕はそれ以上に、1年間ずーっと売れ続けているという事に、作品の力を感じます。
こんにちは、遅くなりました。翻訳を担当いたしました松原です。どうぞ宜しくお願いいたします。
やぁ真打ち登場だ! 僕ら一般読者が、翻訳者さんの生の声を聞く機会はそうそう無いので、大変楽しみです。座談会を読む読者の皆さんも、興味津々じゃないかと思います。よろしくお願いします。
はじめまして、本の雑誌の杉江です。素敵な訳文をありがとうございます。

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