編集・出版社営業・書店員・翻訳者が[ロボット・イン・ザ・ガーデン]を語ってみた。
9/9
すでに続編の翻訳も進行中!
結果論ですけど、この作品の場合は「ほんわか系だからこそ」普段は読まない人をも惹きつけたってことになるんでしょうかね。
発売前からそれが判れば、大変ラクなんですがね(笑)。
文章が読みやすいから、人にも勧めやすいんですよね。「これなら読めるだろう」って感じで。
あ、そうですね。人に勧めたいとか、勧められて読んだっていう人がすごく多い気がします。あと、データを見たらクリスマスイブの日に売れていたりとか。
酒井さんのカバーがプレゼント向きなのかも、というのと、内容的にも残酷な描写もなく、思想的な片寄りもなく、安心して勧められるんでしょうね。
ネット書店ではあまり売れていなくて、リアル書店で売れているということも、「人から人へ直接広がる」タイプの本なのかな、と思ったりしますね。
さて、そんなタングとベンの大冒険『ロボット・イン・ザ・ガーデン』(小学館文庫)ですが、なんと続編が読めるんですって!?
そうなんです!松原さんが現在続編を絶賛翻訳中です!
原題はなんと『A Robot in the House」(笑)。
ボニーという「妹」が出来、少しお兄ちゃんになり、プチ反抗期にも入ったタングが活躍します。前作ではビミョーなまま終わったベンとエイミーのその後の関係も描かれます。さらに新キャラロボットも登場予定!
わがままタング、怖がりタング、妹のお世話がしたいお兄ちゃんタング、でもやっぱりお兄ちゃんはつらいよなタング、そして何より心優しきタング。今作でもいろんな顔を見せてくれます。めんどくさくも愛おしい、そんなお年頃のタングと、ますますにぎやかになったベン一家の物語、どうぞ楽しみにお待ちくださいね。
刊行は2017年秋頃の予定です! 乞うご期待!!
楽しみすぎて待ちきれないですね!
松原さんの翻訳作業がスムーズかつスピーディに進む事を、心からお祈りしています(笑)。

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