全国の書店員さんから、
感想がぞくぞく到着!
「本のプロ」は『宙ごはん』を
こう読んでくれました。

福岡県

大切な人と一緒に食べるごはんは体だけでなく心も元気になっていく‼ そして、ずっとずっと心を支えてくれる大切な想い出ごはん‼ 愛情がたっぷり入った思わず笑顔になるごはんのように、人と人との信頼関係もお互いの言葉や心を何度も通わせ重ねて熟成していく。その信頼関係の味わいがどんなふうに変わっていくかは自分次第ということを、教えていただけました‼
相手の気持ちを想像する心、大切に想う気持ちが、物語の中にたくさんちりばめられていて、読後、温かく優しい感情が体の芯からじんわり満ちあふれるようでした‼ 最高においしい家族ごはんに、涙……止まりません~‼

紀伊國屋書店 福岡本店 宗岡敦子さん

愛しかない物語...大切な人と食べるご飯のように、おいしくほかほかであたたかで優しかった。
食べ物は身体をつくるものだけれど、誰かが自分のために作ってくれた料理はきっと、身体だけではなく心も満たす。振り返った日々の中、自分も沢山の愛情に包まれて生きてきたことに気づかされた。お腹も胸もいっぱいになる1冊!!

六本松蔦屋書店 山田麻奈未さん

自分の想像も及ばないようなことが現実で起きていたりする。ひとからは考えもしないような現実に、自分は居たりする。
『宙ごはん』は、肩に優しく触れてくれるような、そばで見守ってくれるような、大丈夫だと背中をおしてくれる本だった。最後まで読んで、救われた。「絶望することなど、何もない。」

福岡金文堂 志摩店 伊賀理江子さん

『宙ごはん』というタイトルのイメージから、勝手にほわほわしたアットホームな物語を想像しながら読み始めたところ…良い意味で騙されました‼
子供だけでなく、大人になった、昔は子供だった人たち。それぞれが生きづらさを抱え、産まれた環境に多大なる影響を受けながらも生きていく。人って、誰かに優しくされたり、愛されたりした経験があるからこそ、人に優しくできるんだなと、しみじみ感じました。
見方によって、「良い母親」に見えたり、「悪い母親」に見えたり、ころころ印象が変わっていくところが凄く興味深くおもしろかったです。

明屋書店 行橋行事店 上村さん

料理には人を幸せにする力がある、という言葉がありますが、その言葉の意味を、物語を通して学んだ気がしました。
ちょっと変わった親と暮らす宙。はじめはすれ違う2人が料理を通して少しずつお互いに向き合ってわかり合い、成長していく姿に、とても心が温かくなりました。色々な人間模様が交差して、その中でも美味しそうな料理が出てきて、食べることの大切さ、料理は人の心を温かくする、という事がすごく伝わってくる作品でした。
町田先生の作品はほぼ読破しておりますが、1番好きな作品になりました。

明屋書店 豊前店 木部裕梨さん

熊本県

良い思い出も良くない思い出も不思議と食べ物の記憶と一緒に収納されていることが多いのに気付きます。そして良い思い出はおいしいごはん、良くない思い出はおいしくないか味の記憶がないごはん、というのもセットです。私たちは、ごはんによって形成されているというのも云いすぎではないかもしれません。
『宙ごはん』では、人生の大きな岐路となる場面で料理が出てきますが、「思いがこもった料理は、ひとを生かしてくれる」と作中にあったように、この作品から「ひとを生かしたい」助けになりたいという思いを強く感じました。
盆栽や登山にたとえられていた人との関わり方と自分を保ち進む道のり、「母親」と「家族」、「赦し」と「償い」、町田先生の作品からは沢山の考え続けなければいけない大切なものを教えてもらえます。人からもらった優しさや愛を同じだけ誰かにあげられるのか、忘れず考え続けていこうと思いました。

蔦屋書店嘉島 迫彩子さん

宮崎県

「普通」の家族とは何なのかを考えてしまう読了感です。
心が摩耗し疲弊していく中で、側にあるのは自分を想う存在と温かな食事。逃げてもいい救いを求めてもいいと後押ししてくれるのはこういった普段は中々気づきづらい存在なのでしょうか。
パンケーキの優しく温かな香りに包まれる感動作。

明林堂書店 南宮崎店 河野邦広さん

沖縄県

「弱くても、ダメなところがあっても、人を、家族を大切にできるんだと、教えてくれる物語でした。
愛情のこもった料理は身体だけじゃなく心まで栄養が届くんですね。

HMV&BOOKS OKINAWA 新垣さん